第89回箱根駅伝復路

 昨日の荒天から打って変ってのコンディション。ただ日差しは強くその点から一抹の不安はありました。また最終10区ではまた向かい風が強くなり、ここ数年よりはコンディション的には厳しい大会だったと言えましょう。昨日「まさか」と表現した日体大の往路優勝ですが、その中には復路では東洋大、早稲田の逆転を予想していたのですが、結果としてはむしろ2位との差を開く日体大の快走での30年ぶりの総合優勝となりました。前年の19位という大学最低記録かつ繰り上げスタートという結果が、メンバーを奮い立たせたのでしょうけど、それにしても見事な復活劇でした。区間賞は5区の服部一人でしたが、復路は7区以降区間2位という安定した走りが優勝に結び付いたのでしょう。やはり駅伝は一人のヒーローではなくチームの力が重要という事の証明でしょう。もちろん5区でトップに立つ活躍をした3年でキャプテンの服部の走りは重要だったと思います。2分30秒の差がもし1分だったら、こういうレースにはならなかったかも知れません。東京六大学の早稲田、明治、法政の3校は往路の順位を下げてのゴールとなってしまい残念でしたが、明治は一時2位に肉薄する走りを示し、ブレーキが無ければ3位でのゴールは確実だっただけに、早稲田ともども来年が期待できます。また、3校ともシードを獲得できたのは良かったです。なんと言っても、このところの予選会の厳しさは並大抵ではありませんから。来年は90回記念大会で学連選抜チームは無くなるとの事です。今大会棄権となってしまった中央大学だけでなく、東海大学拓殖大学など箱根の名門が予選会を戦う事になりますが、来年の大会には是非戻ってきて素晴らしいレースをして欲しいと思います。ちなみに我が母校も駅伝プロジェクトとやらがfacebook上で行われております。一朝一夕に箱根に出れるわけではありませんし、そもそも陸上部なんてあったのかも記憶にないのですが、今回参加できなかった六大学の他の2校ともども頑張ってもらって、いつの日か六大学揃い踏みの箱根駅伝が実現して欲しいものです。