BSHSBE27BK購入後一週間の感想

 標題の製品を購入して一週間が経過しましたので、その感想などを書いておきます。なお私はマルチポイントを有効にしてiPhone5HFPA2DPで、F-09CとはHFPで同時に接続しています。

  1. 音質:思ったほど悪くありません。というかハウジングが割りと大きいので低音も結構出ます。Complyのようなスポンジ状のイヤーチップも効いているかも知れません。全体的には低音から高音までフラットな感じで、私としては好きなタイプの音質です。これで使えるComplyのフォームチップも発注しましたので、到着後にアップデートしたいと思います。
  2. 音飛び:他の製品より明らかに優れています。ダイバーシティ方式のアンテナの効果は十分感じられます。私は通勤時はカバンを左手に持ちます。また休日は肩からのたすきがけバッグでバッグ自体は左側の腰から後ろの方に配置されます。このカバン/バッグにiPhoneが入っている場合、右耳のレシーバーへの電波は体が障害物になって(人体は70%は水分で水は電波を通しません)、音が途切れがちになりますが、この製品はそういう事はほとんどありません。また、通勤中なども他のBluetoothヘッドセットは突然音が途切れたりする事がありますが、この製品ではそういった事は今のところ経験していません。ただ、セブンイレブン前や路線バスが通っている道路の交差点付近では、やはり音が途切れる事はあります。
  3. AVRCPの挙動:iPhoneで音楽プレーヤーがバックグラウンドに回っていると、ファンクションボタンを押しても音楽の再生ができず、Siriが起動してしまいます。ではSiriを無効にしたらどうなるかと試したところ、音声コントロールが起動するようになりました(^^;; Siriが有効な場合は、Siriが起動後にファンクションボタンを2回押す事で音楽再生がスタートしますが、Siriを無効にした場合は音声コントロールが常に起動して音楽再生がスタートできません。音声コントロールに対して「プレイ」や「音楽再生」と叫んでみましたが、これでも再生できませんでした。また、iPhoneBluetoothがオフになっている等で一度F-09Cが先に接続されると、以後の接続時にはiPhoneに対してAVRCP経由の操作が全く行えなくなります。F-09CとはA2DP接続しないようにしているにも関わらずです。これを解消するには、F-09Cの方のBluetoothを一度オフにしてiPhoneが先に接続されるようにしなければなりません。このようなお間抜けなAVRCPの仕様は他社のBluetoothヘッドセットを色々使ってきましたが、初めてです。
  4. 不具合:本製品の電源をオンにしても自動的にiPhone、F-09Cに接続できない事態が発生しました。ペアリングしなおしてもダメ。あれこれ弄っているうちに、電源オンの直後からLEDが赤と青に点滅しだして(この状態はペアリング待ち状態と同じです)、iPhoneやF-09Cからペアリングを試みても受け付けなくなりました。その後あれこれやっているうちに、電源オンでLEDが全く点灯しなくなり「早くも死亡したか?」と思いましたが、帰宅後充電を開始したら、LEDが赤、青に点滅する状態に戻り、その後何度か電源オフ/オンしているうちにペアリングが可能になりました。が、マルチポイントが無効になったようで、同時に2台に接続できなくなりました。マルチポイントを有効にしようと操作しても、マルチポイントが無効になる時の音がするだけで、一向に有効になりません。もう諦めてBUFFALOのサポートにメールしようとしたら、突然復活しました(オイオイ)。今は普通に使えるように戻りましたが、こういう事が今後も起こると困るので、先のAVRCPのクソ仕様と合わせて同じようになった際の対処方法をメーカーに問い合わせを行いました。
  5. その他:Bluetoothヘッドセットの多くは電源のオン/オフは電源ボタンの長押しで行う事が多いのですが、この機器は小さなスライドスイッチとなっています。が、このスイッチがチャチくて壊れるのでは無いかと心配です。また、スライドスイッチがオフの位置にあったのに、電源が切れていない事が一度ありました。

 こんな感じで、音質も悪くなくダイバーシティアンテナで音飛びにも強いと良いところがあるのですが、それ以外で何とも未熟な部分が多々見受けられます。まぁBUFFALOだから仕方ないかとも思うのですが、光る部分もあるだけに残念です。なお、メーカーからの回答がきたらアップデートしたいと思います。また、バッテリ駆動時間は別途テストしてまたエントリいたします。