昨年末の韓国旅行について

 当初は面倒なのでエントリしないつもりでいましたが、久々の渡韓なのでコロナ禍前との違いなども交えつつ昨年末の韓国旅行について書いておきます。前回最後にソウルに行ったのは2019年の7月で、このブログでのエントリはこちらでした。
 今回の旅行も目的は前回と同じようなもので、ジュンスが出演するミュージカルとコンサートの観覧が主たる目的でした。

  • 旅程:2023年12月26日~12月30日(妻は1月2日に帰国)
  • 行き先:韓国ソウル
  • フライト:アシアナ航空
  • 宿泊場所:シンリム(森林) トランブルーホテル
  • イベント:
    • 12月27日:ミュージカル ドラキュラ観覧
    • 12月29日:ジュンスコンサート「XIA 23 CHAPTER.01 Recreation」観覧

 まずフライトですが、コロナ禍前にはLCCのチェジュエアなどで関空から片道1,200円とかのフライトがあったのですが、現在はそのような格安フライトは無く(特に年末でしたし)、ただANAで飛ぶとちょっとお高いのでスターアライアンス加盟のアシアナ航空で飛びました。ご存じのようにアシアナ航空は経営破綻してサムソンからの買収もとん挫している状況なので大丈夫か?って感じはありましたが、サンフランシスコで墜落して以来は落ちたという話も聞いていないので大丈夫だろうと・・・。やはりフライト前にラウンジが使えるのは大きく、妻が「最近は関空はめっちゃ混んでいる」というので昼前のフライトでしたが余裕をもって8:30頃関空に到着しましたが、手荷物検査のエクスプレスレーンが使えたのであっという間に出国しフライトまで3時間ほどANAのラウンジで過ごせました。
 帰路の12月30日はソウルは大雪であちこち歩き回る気も起きず、11時前のホテルをチェックアウトしてからは金浦空港に直行。さすがに17時過ぎのフライトに昼前からラウンジに入るのも気が引けたので13時頃まで金浦空港隣接のロッテモールで時間をつぶして13:00前に出国してアシアナ航空のラウンジに入りました。ちなみに以前は金浦空港のラウンジは出国手続き前の場所にあったため、出国の際の手荷物検査などの時間を予測しつつラウンジを出る時間を考えなければなりませんでしたが、空港が改装されて34番ゲートの真上に移動していましたので、出発ギリギリまでラウンジで飲めるようになりました(笑) ただ、ラウンジにビールが無く、おばちゃんに「メクチュじゅせよ」って言ったら笑いながら奥からスーパードライを持ってきました。ただそのスーパードライの味が日本で飲むものとはだいぶ違っていたのがちょっと残念な感じではありました。その他以前のラウンジでは辛ラーメンや不味いサンドイッチくらいしか食べ物が無かったのですが、新しいラウンジにはミートボールやポテトやピラフなど暖かい食事もありました。

 宿泊は妻とソウルに行くときは大概妻が探します。基本はミュージカルやコンサートのホールに近かったり、そこに地下鉄で行きやすかったりする場所で選んでるようですが、コロナ禍後は宿泊料が爆上がりという事で、今回は値段優先で地下鉄2号線のシンリム駅という今まで宿泊した事がない場所に宿をとりました。当該ホテル周辺はラブホテル街でしたし、宿泊したホテルもバスルームの異様な広さから元はラブホテルだったのではないかと思わせましたが、韓国のホテルはバスタブが無いホテルが多いのでそういう意味ではバスタブでのんびりできたのでありがたかったです。ソウルは寒いのでほとんどのホテルでオンドルと呼ばれる床暖房設備がありますが、このホテルもオンドルになっていました。ただ温度調節ができず室温約27℃前後で暑すぎでした。窓もありますが喚起程度にしか開かず一晩中窓を開けて寝ても25℃を下回る事がありませんでした。でもまぁ綺麗なホテルでしたし、出かける前にフロントに部屋の清掃を依頼して置けばちゃんと綺麗に清掃してくれていたので、値段を考えればクオリティは悪く無かったですかね。
 ちなみに私一人でソウルに行くときの定宿はカンナムのIBIS STYLES AMBASSADORなのですが、ここも1泊1万円以上で以前は8,000円程度で泊まれた事を考えると2割以上の値上がりって感じです。なお、韓国のホテルは日本以外の諸外国と同様、1室の値段なので1部屋に何人泊まろうと料金は変わりません。

 食事関係はサムギョプサルは外せません。日本と同じくサンチュにキムチやニンニクなどと一緒に巻いて食べますが、日本でサンチュなどを追加すると追加料金を取られますが、韓国ではサンチュやキムチ、ナムル、ニンニクなどは基本は食べ放題ですので、食事代金的にははるかにお安くおなか一杯になります。ただ、今回はちょっと違うスタイルのサムギョプサルのお店に行きました。
 こんなお肉を

 店員さんが焼いて切り分けてくれて食べるのですが、

 サンチュに巻くのではなく、お皿に盛られている塩やみそ、ワサビで食べます。

 お客さんは若い人が多かったので、最近のスタイルなのでしょう。なおビールも今まで見た事の無いブランドの品が出てきました。妻によると一昨年辺りから見るようになったとの事です。

 私的にはコロナ禍の少し前から流通しだしたKloudというブランドが好きなのですが、何件か飲食店に行った限りではほとんどこのTERRAというブランドが出てきました。あまり苦みが無くて女性には好まれているようですが、ビールは苦みだろって私には物足りなくて。ちなみにコンビニで値段を見たら、KloudよりもこのTERRAの方が高かったです。
 韓国料理は定番はほとんど食べていますが、それでも食べていない物はあります。今回は未知の食事の中からカンジャン ケジャンを選びました。まぁ簡単に言うと生のワタリガニをタレに浸してある・・・って感じです。

 で、カニ以外に色々と付いてくるのも他の韓国料理と同じです。

 また韓国 家庭料理のコースも食べました。

 二人でテーブルに着くと、この写真のようにドーンと料理が運ばれてきます。各皿はおかわり自由なのですが、おかわりするまでも無くおなか一杯になってしまいましたが。なおこのお店も人気のお店の様ですが、現地にお住まいの方に言わせると、メインディッシュが無いので食べ終わった後、何となく満足感が無い・・・という事でしたし、実際そんな感じでもありました(その話を聞いたからかもですが)。
 その他ではポッサムとか

 サムゲタンとかを食べました。

 このサムゲタンを食べているときに後ろのテーブルから日本語が!?食べ終わってみてみると作業着を着た日本人4人が食事をしていました。このお店はシンリムの駅近くですが、こんなところで日本人が、しかも仕事をしているってのにはちょっとビックリしました。

 ジュンスのミュージカルとコンサートに関してですが、まぁあまり書く事はありません。ミュージカル ドラキュラは最初に観たのは世宗会館でしたが、今回はロッテワールドシャルロッテ劇場でした。

 綺麗なホールでしたが、大きさとして世宗会館よりだいぶ小さい感じでした。年末のコンサートの方はいつもの蚕室の体育館でした。

 
コンサートの方はいつものジュンスタイムが無くあっさり終わった感じです。まぁあっさりとは言っても最後はIncredibleで盛り上がりましたが、あの体育館の角度が急峻な三階席でジャンプするのは命がけではありましたが(苦笑)

 韓国には鉄道やバスの乗車、コンビニでの支払いに使えるT-Moneyという電子マネーがあります。いわゆるSuicaやICOCCAのようなものと思ってもらえれば良いでしょう。カード自体はコンビニで購入できコンビニのレジや鉄道の駅の機械でチャージできます。韓国内の移動は地下鉄が便利で、基本料金1,400₩(今の160円くらいですかね)で金浦空港からソウル市内まで乗車しても2,000₩はかかりません。空港バスやタクシーを使うと大概漢江沿いの道が渋滞で時間がかかったりタクシー料金がバカ高くなったりするので基本地下鉄で移動していますが、その移動にはT-Moneyは必須でした。このT-Moneyに代わる、というかT-Moneyも包含したWOWPASSという物が導入されていました。ただT-Moneyも使えるので現在は併存している感じです。妻は早速持っていて、駅などにある機械を使うと日本円を使って韓国ウォンにチャージする事ができるとの事。ただ為替レートは銀行レートなどよりは不利な様ですが、決済時に割引特典があったりモバイルアプリで管理できたりするようで、最終的に銀行両替と比べてどちらがお得だったり便利だったりするのかはよく分りません。ちなみに普通のクレジットカードもほとんどの飲食店で使えます(こんな店でも?って店でも使えます(笑))。韓国の方がキャッシュレス化は日本より進んでいるのは間違いないでしょう。

 ゲームに関してはポケモンGOは日本と同様に人気ですが、それは毎年リアルイベントが開催されている事でもわかります。今回もカンジャン ケジャンを食べていたレストランからアクセスできるジムがあり10時間以上経過していたので防衛される事も無いだろうと攻撃を始めたら防衛されてビックリしました。
 ピクミン ブルームは何というか、ソウル市内でも日本の田舎町程度の賑わいでしょうか。駅周辺のビッグフラワーは定期的に咲いていますが、そこからちょっと離れると何日も咲かないビッグフラワーばかり。キノコもソウル市内であっても場所によっては特殊キノコすら満員にならない事もあるような状況でした。まぁパリよりはプレーヤーは少しは多そうな感じでしたが。なお、関空ANAラウンジでは探知機は[空港]と[砂浜]の二択。金浦空港のアシアナラウンジ内は[空港]一択でした。アシアナラウンジは34番搭乗口の真上なので当然のごとく34番搭乗口付近でも[空港]一択でした。また帰国日の12月30日はソウル市内は大雪でしたが、ポケモンGOゲーム内は雪になる事はなく、探知機にも[雪の日]判定が出る事はありませんでした。
 最も驚いたのがモンハンNowです。一度も「一狩りしようぜ」と誘われた事がなく、こちらから誘って参加してきたのも1回1名のみ。ゲーム的には気性の荒い韓国人向けのゲームだと思ったのですが、意外でした。

 その他として、私が韓国に行くようになった10数年前は儒教の精神が生きていて、地下鉄などでもお年寄りが乗車してくると若者が率先して席を譲っていました。それがしばらく経つと老人が席を譲れと言わない限り譲らなくなり、今回は老人を押しのけて若者が席に座るシーンも目撃しました。最初にこの国に行った時には列に並ばないとか社会秩序の点で日本よりはるかに劣っているとは思いつつ、この敬老精神だけは素晴らしいと思ったものですが、今はそれすら無くなってしまいました。その点だけは本当に残念で仕方ありません。