{ジュンス]2015 XIA Ballad & Musical Concert with Orchestra vol.4

2015 XIA Concert

 年末年始をソウルで過ごすのも4年目。まぁもう慣れたものです。しかも金浦空港からの地下鉄9号線がライブ会場のある蚕室総合運動場まで伸びたので、アクセスも楽になりました。vol.3までは30日、31日の2日開催で31日は年越しのカウントダウンライブだったのですが、今年は29日〜31日の3日間開催になり、31日はカウントダウンではなくなりました。ただ、ライブは3時間を超える長さで20:00始まりなので、終了すると23時過ぎ、最終日はゲストが増えたりゲストMCやジニータイムが伸びたりで終了したら23:30過ぎ。しかも終了後も会場のジュンスコールが鳴りやまず何度かジュンスがステージに現れたようで(私はさっさと外に出てましたが)、妻や友人が出て来たのは23:40分過ぎで、ライブ後の反省会改め飲み上げのお店に入った時点で0:00を過ぎました。既にお店に居た韓国人のお客さん達とアルコールが入る前に無理やり盛り上がりちょっと虚しさも・・・。
 さて長い前置きはこの程度にして、会場の蚕室屋内体育館は昨年と同じ。花道は無くアリーナ席には椅子が置かれていましたが、かなりのスシヅメ状態だったようです。メインステージ最後部にはスクリーンが、またステージ左右にもスクリーンが配置されるいつものスタイルです。メインステージスクリーン前の高い位置にもステージがあり、その前のひな壇にオーケストラが陣取るスタイル。メインステージ全部に繋がる2本の階段でそのオーケストラは3つのブロックに分割されています。向かって左側ブロックの最上部には木管楽器が、最前部にはキーボードが3台置かれその間には第一バイオリンが、中央ブロックには第二バイオリン、ビオラ、チェロ、コントラバスの弦楽器が陣取り、右側ブロックはギター、ベースが最前列でその後ろにドラム、パーカッションのリズムセクションが、その後ろに金管楽器がならび最上段にコーラスの4人が陣取ります。
 コンサートは最初の部はミュージカル「Death Note」の曲で構成されました。最終日には夜神月役のカンホさん(だったかな?)も登場し会場からは割れんばかりの歓声が沸き上がりました。彼の声は本当に素晴らしいです。声帯で発声しているというよりは、もう体全体で発声している感じの深い響きです。2部でリューク役の役者さんがゲストで登場しますが、もう声の質が全く違います。ちなみに、曲中にミサミサのパートをコーラスの女性がソロで歌うのですが、またその声が美しくてそれにも感激しました。映像を挟んでの2部はドラキュラやDecemberなどのミュージカル曲、ドラマのOSTなどの後、ジニータイムとなり、私的にはちょっと休憩という感じに(何言ってるか分からないので)。その後オーケストラ前に幕が下りシャンデリアの淡い照明によりしっとりとしたバラードが4曲。演奏はオーケストラの指揮者によるピアノの他ギター、アコーディオンの伴奏(アコーディオンは2曲目、4曲目のみ)で、4曲目は途中から弦楽四重奏も重なりオーケストラの演奏に連なります。その後はオーケストラ演奏によるメドレーですが、ここでやっと金管楽器が活躍するって感じでした。特にホルンは奏者は二人とも女性のようでしたが、のびやかに響く良い音色でした。トランペットも私好みの金管らしい鳴りで心地よかったです。それが終わると、何とジュンスの指揮による演奏。まぁでも本番での指揮者なんて、テンポが変わらなければ居なくても良いくらいですから単なる演出にすぎない分けで、個人的には彼には歌ったり踊ったりした欲しいところですが、まぁ彼も指揮してみたかったんでしょうかね。その後は曲がアップテンポになりX Songのアレンジ曲で会場内を一周。ステージに戻って1曲歌ったあとOeOのバラードアレンジから通常のOeOで盛り上がり一旦幕が下りた後アンコールパートとなりました。3日目の31日はアンコール曲では席に配布されていたバナーを掲げ、次の曲では白いスティックライトの光に会場が染まりました。エンディング曲は「Heal The World 」を会場で大合唱。さらに最終日はIncredibleのダブルアンコールがありました。
 2日間見ての感想ですが、やはりMCが長いです。しかも今回はゲストで来たDeath Noteリューク役の俳優さんのMCが長く「もう調子乗ってんじゃないよ」って感じでした。ただ、昨年ほどMCが苦痛では無かったのは、自分が慣れたのか諦めたのか・・・。このバラードコンサートは日本でも今年は開催されるかも知れませんので、それはそれで待ち遠しいです。また、ゲスト出演のDeath Noteの俳優さんはどうするのかなぁ?なんて。カンホさんには日本に来て歌ってほしいと強く希望いたしますが、さてどうなりますか。