「リュク ダ」

出待ちで撮影したジュンス(動画から切

 7月3日〜7月5日の旅程でソウルに行っておりました。MERSの状況が今どうなっているか知りませんが、往路の飛行機は777から787に変更され、しかも787の機体前半分はビジネスクラスでしたが、そこには乗客はほとんぞおらず、後ろ半分のエコノミーも空席多数。金浦で関空から来る妻との待ち合わせに1時間半あったので、飛行機から降りるのも最後まで待って出たのに、入国審査にはほとんど数人しか居ませんでした。ニュースのとおり渡韓者は激減しているようですね。いつもは入国審査待ちでうるさい中国人の声も全く聞こえず静寂が漂う金浦空港でした。空港でボーっと待っていて気づいたのですが、韓国人は全くマスクしてませんね。マスクしているのは日本人ばかり。まったくねぇ・・・。
 さて、今回の渡韓はジュンスの出演するミュージカル「Death Note」を観覧するためでした。このために準備として渡韓前に突貫でDeath Noteのアニメを見ておりました。何せ色々と理屈の多い作品である事はわかっていましたし、韓国語さ〜っぱりの私ですので、せっかく見るのだから少しでも楽しもうという事で。今回の出演者は皆声が良いのにびっくりしました。特に主人公の夜神月(らいと)役の俳優さん、普通に話しただけでもいい声ですよ。耳元でささやかれたら女性はいちころでしょうね。もちろん歌っても素晴らしい。それから死神「レム」役の女優さんの声も良いですね。原作にはないミサミサDeath Noteを拾ったシーンで歌う歌が音階がちょっと難しい感じの歌なのですが、これがまたイイ! その他、冒頭の学校のシーンの先生とか刑事の一人とか月の妹とか、皆美声で音楽的にも非常に良かったです。ただ、オーケストラはエリザベートと比べると見せ場が無い作品でしたね。さて、L(エル)役のジュンスですが、位置づけ的にはエリザベートの死神っぽい感じで、そこははまり役なのかと思います。ただやはり未だに発声の違いには違和感がありますね。特に大勢との合唱になると声が通らないので埋もれてしまいます。でも演技では魅せてましたね。話し方、動作はLの特徴をバッチリ掴んでいて、素晴らしい演技でしたし、肘掛のある椅子に飛び上ってお尻からストンと落ちる動きなんて、普通のミュージカル俳優にはできないでしょうし、気が付くと2階通路の手すりの上にしゃがんでつま先でとまっていたり、テニスのシーンでの激しい動きなど彼ならでは見せ場がたくさんありました。それから、死神リューク役の俳優さんのデカイ事! 初日は前から5列目だったのですが、ステージ最前部で立ったときに彼の大きさは、本当に死神リュークのようでした。ちなみに、このエントリの標題「リュク ダ」はDeath Noteに触った人には死神が見えるようになるのですが、初めて死神を見た時に死神リュークが「リュク ダ」と名乗るのですが、その時の雰囲気が何となく面白くて。韓国語には伸ばす言葉が無いのでリュークはリュクになるようです。その後のダはきっと韓国語で「です」みたいなのかなぁ?などと勝手に思っておりますが。ただ、このDeath Noteのミュージカル、最後の終わらせ方が無理やりな感じがあって、そこだけがちょっと消化不良でした。まぁ原作はLが死んだ後もLの後継たるNearが夜神月を追い詰めてゆくわけで、そこまでやろうとすると倍以上の時間が必要でしょうからしかたないのでしょうね。
 いつも東方神起やJYj関連で韓国に行くときは妻の友人達との行動なのですが、今回は本当に久しぶりに妻と二人での行動でした。自分達の気分で動き回れるのは、やはり楽です。今までは何だかんだいって結構疲れたのですが、今回は体も楽でした。サムギョプサルやポッサムを腹いっぱい食べましたし、韓国料理は野菜も一緒に食べるので便通も良くなって帰ってきて体重を測ったら2kg太ってました(^-^)b
 ジュンスの千秋楽がお盆休みの最後の方に決まったようで、妻はそのタイミングでまたソウルに行くようです。私はお盆休みは宝塚の自宅で一人過ごす事になりそうです。