韓国電脳街「龍山(ヨンサン)」

GeForce GTX460

 ソウル旅行の話題もそろそろ最後となります。今回は二日目に訪れたヨンサンの電脳街の様子です。韓国以外に台湾、香港、アメリカ、シンガポールと電脳街やPCショップなど海外に行くたびに散策しますが、実はほとんど現地で購入した事がありません。まともな買い物としては唯一サンフランシスコのCentral Computerでの買い物くらいですが、この店はDOS/Vの黎明期から通販で利用していたこともあって、私的にはある意味馴染みの店だったからです。実際現地で余程珍しい品物や、あるいは特別安価な物でないと、日本に持って帰って動かなかったりする事を考えると買いづらいものがあります(いわゆるチキンなわけですが)。そういう事で今回も何も買っておりませんが、実は今回は目的がありました。それはグラフィックボードのNVIDIA GeForce GTX460を買うつもりでおりましたが、結局日本と比べて安くない・・・というか高いんですよ。
 さて、ソウルにはこのヨンサンの他にガンビョンのテクノマートという巨大ビルがあります。ここに関しては以前にレポートしましたが、巨大ビルの中にブースで仕切った店舗が多数出展しているという形式で、今回のヨンサンと同じような物です。扱っているのは携帯電話、デジカメの店が多数。メーカー製PCのお店、BTOのお店といった感じで、いわゆる板物はほとんどありませんでした。それに対してこちらヨンサンはマザーボードやグラフィックボードなどの単品での販売もあり、取扱い品はアキバに近い感じでした。
 私は地下鉄1号線でヨンサンまで行きました。地下鉄と言ってもヨンサン駅の手前から地上を走っており、ヨンサン駅では国鉄と同じ駅となっておりました。地下鉄を降りて橋上の改札を出たら列車の進行方向向かって右手に向かいます。突き当りをさらに右に回ると、左手のビルに向かう連絡通路がありますので、それを通ってビルの3階に入ります。このビルはテクノマートの縮小版という感じですが、組み立てPCのお店なども結構入っていましたが、板物の単品売りのお店はあまりありませんでした。このビルの2階から連絡通路で奥の立体駐車場に渡りそこから地上に降りてから更に駅から離れてゆき、最初の大きな道路を左に曲がって行くとETLANDという看板が上にある円筒形と普通のビルが合体したビルがあります。このビルには結構板物を単品で扱うお店がありました。英語が通じる店員があまり多くないのですが、GeForce GTX460の展示のある店で片っ端から値段を聞いて回りましたが、先の記述のように思ったほど安くなく(RAM1G版で23,000円程度)結局途中から購入はあきらめました。また、ETLANDとは反対側のエリアには中古のパーツなどを扱うお店の一群がありますが、目ぼしい品物を見つけることもできませんでした。そうこうするうちに歩き疲れてしまい、14:00からのF1日本GPの予選もあったので、13時頃にはヨンサンを離れてホテルに戻りました。
 感想としてはテクノマートより遥かに楽しい場所ではあります。私が訪れたのは土曜日の午前中から昼過ぎという時間帯だったので、人出も少なくノンビリ見ることができました。もし時間が無くどちらかしか行けないという場合はヨンサンをお勧めしますが、奥さんや彼女と一緒に行く場所ではありません。そういうシチュエーションならばテクノマートへ行かれる事をお勧めします。
 なお、ソウルで買わなかったGeForce GTX460ですが、日本に帰ってきてから通販で購入しております。送料込で20,500円と結果的に全然日本の方が安かったわけです。