「わろてんか」から「半分、青い。」へ

 色々と批判はあったようですが「わろてんか」は結構好きで欠かさず見ていました。典型的な朝の連ドラという感じでしたし、個人的には定期的に戦争を伝えるドラマはこの朝の連ドラくらいなので、戦争がどういうものだったかを知らしめるという意味ではある意味重要な役割を持っていると思っていますが、一方本局制作の番組は前回の「ひよっこ」も、そして今回の「半分、青い。」も戦争とは関係のない時代設定という事で、そういう時代設定の作品が多くなってきている事は個人的に不満ではあります。
 それはさておき、今回の「半分、青い。」は左耳が聞こえない女の子が主人公のようです。2週目の今週はその耳が聞こえなくなる過程が放送されました。小学生の時に突然聴力を失うという事がどんなに怖い事かは直接番組からは感じ取れませんでしたが、想像するに相当な恐怖だと思いました。実は私も脳の病気の関係で左耳の聴力が正常な右耳に比べてかなり下がってしまいます。数値的には70%くらいですが、それだけでなく常に耳鳴りがしているので、正直左側からの音はかなり聴き取りにくいです。私の場合、年齢がそれなりですし(60歳を過ぎると3人に1人は耳鳴りがするらしいです)、聴力が下がった原因も分かっており、そもそも聞き取りにくいとは言え全く聞こえない分けではないので、ドラマの主人公ほど悲観する事もなかったのですが、それでも音楽をやっている身としては、かなりのハンディキャップを背負ったという感じです。主人公の設定もそうですが、ドラマの設定年代がほとんど私と同じくらい(私たちより少し後くらいかな?)の設定という事もあって、今後どんな内容が描かれる事になるのか、気になっております。