Windows10クリーンインストール

 先週の金曜日(から土曜日にかけて)にWindows10のクリーンインストールにトライしました。私のデスクトップPCはWindows7からバージョンアップしたWindows8Windows8.1、Windows8.1 Update1、Windows10、Windows10 November Update(以下Windows10TH2)とアップデートしてきましたが、さすがにこの環境だといろいろと余計なファイルも残っている事が想像できますし、挙動不審なところもいくつかありました。Windows10TH2になってからバージョンアップ前のWindows7Windows8のプロダクトキーでクリーンインストールできるようになったので、後々のためにそれを試しておきたいとは思っていました。そのきっかけとなったのがこれです。「消えないWindows.oldフォルダをCDブートのLinuxで消してやったぞ、ざまあみろ、がっはっは」的な記事でしたが、その後Windows Updateができなくなってしまいました。確証はありませんが、無理やりWindows.oldフォルダを削除した事によるものと思われます(というかそれ以外に考えられない)。Windows Updateが行えないのはセキュリティ上致命的ですので、忙しい週末の前に睡眠時間を削ってWindows10TH2のクリーンインストールを行った分けですが、これが意外とあっさりできました。
 必要なものは、MicrosoftのMedia Creation Toolです。このツールはPCを強制的にWindows10にアップグレードする以外に、Windows10のインストール用メディア(DVD用の.isoファイルかUSBのインストールメディア)を作成する事ができます。今回はこれを使ってDVDのインストールメディアを作成しました。なお、Media Creation Toolのバージョンは10.0.10586.xx以上が必要です。もしこれより古いMedia Creation Toolをお持ちの方は新たにダウンロードしなおす必要があります。なお、xxの部分は私がダウンロードしたものは35となっていました。古いバージョンのMedia Creation Toolで作ったインストールメディアはWindows7Windows8などのプロダクトキーでのインストールができません。
 作成したDVDからPCを起動しインストールを実行しますが、インストールの途中でプロダクトキーの入力を求められたら、手持ちのWindows7Windows8のプロダクトキーを入力すればインストールは進み、Windows10TH2のクリーンインストールが完了します。なお、私はWindows8のときにMedia Center Packを購入していましたので、このプロダクトキーを入力しました。Windows DVD Playerは有料ソフトですが、Media Center Packの購入者は無償で入手でき、私はこれをインストールしていました(TVTestでテレビを見るのに必要)。Microsoftアカウントでは過去の購入履歴が管理されているので、ひょっとしたらその必要はないのかも知れませんが、念のためMedia Center Packのプロダクトキーを使いました。その結果クリーンインストールしたWindows10TH2でも無償でWindows DVD Playerがダウンロードできました。
 ところでWindows10のインストーラではAMDRAIDモードのSouth BridgeにつながったRAIDドライブが見えるようになっていましたが、9TBのRAID5の論理ドライブ以外に3TBの物理ドライブも3台見える(物理ドライブは4台つながっていますが見えたのはなぜか3台だけ)状態でしたので、うっかりRAIDドライブを壊さないためにシステムドライブ以外はいったんシステムから外してインストールを実行しました。インストール自体はインストール先がSSDのためか20分もかからずに終了。あとは諸々のソフトウェアのインストールを徐々に行い、今は最後のiTunesのインストールを行う段階になりました。なお、iTunesはPCのインストール前に認証を解除するのを忘れないようにしてください。それをしないと利用可能な認証済みPCの数がどんどん減っていってしまいます。クリーンインストールのおかげか、起動も早くなり動作も安定したような感じです(安定動作はプラセボかも知れませんが、起動は明らかに早くなってます)し、何よりシステムディスクの空き領域が大幅に増えましたので、やっておいて正解でした。もちろんWindows Updateも正常に行えます(^^;;