F1 第1戦オーストラリアGP決勝

 予想通りハミルトンがポールtoウィン。ロズベルグが2位。メルセデスGPは全く危なげないレースでした。オンボードでのハミルトンやログベルグのドライビングはコーナーでもカウンターも当てるような事もなく、他のチームがコックピットで格闘しているのに比べるとまるでクラウンでも運転しているかのように見えました。これを見ると、当分他のチームは追いつけないだろうと思えてしまいます。3位にはフェラーリに移籍したベッテルが入りました。ピット戦略でマッサを抜き去ってのポディウム獲得でしたが、やはり実力はありますね。フェラーリエンジンの供給を受けているザウバーの走りも良かったので、フェラーリエンジン自体かなり改善されたのでしょう。ところで、そのザウバーをドライブした新人のフェリペ・ナッサーが初陣を5位の結果で飾る快走。これからが期待できます。同じく新人のカルロス・サインツJr.も9位に入るなど今年は新人の当たり年かも知れません。一方レギュレーション改正2年目ですが、かなりのドタバタ感がありました。10チーム20台のエントリーでしたが、参戦が急遽認められたマノー・マルシャの2台はチーム解体劇のドタバタでマシンコントロール用のソフトウェアが削除されたとかで、フリープラクティスから予選まで全く走行できず決勝も辞退。ウィリアムズのボッタスが体調の不良で欠場となり、この時点で出走17台に。その後グリッドに着く過程でマクラーレンのマグヌッセンとレッドブルのクビアトがマシントラブルで出走できず、結局グリッドに着いたのは15台。レーススタート直後のクラッシュでルノーのマルドナドがリタイアし同じくルノーグロージャンもスタートからマシンがおかしくなり1周でリアタイア。その後も何台かリタイアが出て完走はたったの11台でした。最下位となったバトンを除いては全員がポイントを獲得したという何ともお粗末なレースとなってしまいました。
 マクラーレン・ホンダには厳しいスタートとなりましたが、それでも完走出来た事で多くのデータは得られた事でしょう。関係者の発言ではパワーは十分あってそれを今は抑えている状態とか。問題はERS(エネルギー回生システム)を含めたエンジンコントロールのソフトウェア部分にあるという事で、ソフトウェアがバッチリ決まった時には、ホンダパワーが炸裂する事になるのでしょう。その日が早く来て欲しい物です。
 さてクソアプリと酷評したiPhoneのF1公式アプリですが、リアルタイムの観戦はほぼ問題なく利用できました。途中からカルロス・サインツのマーカーが止まってしまって動かなくなりましたが、他のマーカーはちゃんとコース上を動いていたので、大元のデータの問題のような気がします。昨年は実況放送のコメントが途切れ具合が酷く、また同じコメントが繰り返されたりした事があったので実況は切っていましたが、今年ははるかにましに聞く事ができました(英語ですけど)。ただ、チームラジオはレーサー側の声がほとんど聞こえなかったはシステムの問題なのかどうなのか?この後レース結果などがアプリ上でちゃんと表示されるか確認して、アプリの評価コメントを書き込もうと思います。