KATO製 EF15

 先日発表した車両増備計画に従ってまずはEF15を入線させました。なおEF15と並んでトッププライオリティにしていたEF64ですが0番台はちょっとディテールレベルが現状の他の製品と合わないので見送る事にして、先にEF63を手配する方針です。EF64 1000番台はディテール的には問題ないのですが、あまり好きではありませんので。
 さて、EF15は1947年から製造された貨物用の電気機関車で総数202両が製造されました。同時期の旅客用のEF58と足回りは共通化されており、主要幹線に配置されました。製造自体は1958年まででしたが、1980年代まで運用されましたが、東海道本線ではEF65などに、その他の路線ではEF64に順次置き換えられて1985年3月改正で全機現役から引退する事になりました。本機の基本構造はEF10から始まる1-C-C-1の軸配置がベースとなり、先に記したようにEF58と部品の共通化を行いつつも減速比を大きくとり長編成の貨物列車の牽引の任に当たりました。なお本機をベースに連続勾配区間に対応するために回生ブレーキなどの改造を行ったEF16が派生機として存在しています。EF15は中央線でもタキ(タンク車)やワラ(有蓋車)を牽いて颯爽と走っていた姿を今も覚えています。またその独特の軸配置から分岐器(ポイント)を渡る際の車輪の不連続音なども印象的です。
 模型はKATO製で2010年にリリースされたリニューアル品です。旧製品との比較では全長が短くなりスケール通りになりました。私が購入した製品は標準形ですが、KATOからは派生品として窓枠がHゴムになった最終形とEF16が発売されています。
 ナンバーは製品付属の4種類の中から、迷わず八王子機関区に配置されていた79にしました。なお、本製品は購入直後はスノープロウが付いていて、運転席上のホイッスルには耐寒カバーが付いていますが、八王子の配属機にはこれらは無いので、スノープロウとホイッスルのカバーも外しました。下の写真の左側が購入直後でナンバーを取り付けた状態、右側がスノープロウとホイッスルカバーを外し、さらに先輪をKATO製のスポーク先輪に付け替えたものです。写真の角度の関係で残念ながらスポークが抜けているのは見えませんが(-_-;;なお、ホイッスルに関しては実際はカバーを外し別パーツの金色のホイッスルを取り付けるのですが、これが小さくて大変でした。取り付け治具が付いているのですが、この治具自体にホイッスルを付けるのが大変で、一つ飛ばしてしまい、またまた見つけるのに30分近くかかってしまいました。なおDCC化はまだ行っていませんが、DN163K4aが対応しており手配中です。入手し次第取り付ける予定ですが通常のDC(直流)での運転でも非常に低速での運転が可能です。最近のNゲージ動力車の走行性能の良さには舌を巻きます。ホント昔とは雲泥の差です。