バーレーンGP予選放送

 昨晩地上波で放送された予選の録画を見ていました。さすがにiPhoneアプリでコース上を動く○を観ているだけでは、リアルタイムに各ドライバーのタイムはわかっても、迫力は伝わってきませんからね。
 予選に関しては、昨年から変更された事がいくつかあります。

  • Q1でのノックアウトは18位以下24位までの7台に、Q2のノックアウトは11位以下17位までの7台に。
  • Q3の燃料等裁量は決勝とは関係なく最小積載量でアタック可能に。
  • Q3で最速ラップを出したタイヤを決勝のファーストスティントで使用する必要がある。

 昨年まではレース戦略も考えてQ3の燃料積載量を決める必要がありましたが、今年は予選と決勝の燃料積載量が切り離されたので、予選では最小の燃料積載量で最速を争う事になりますが、逆にタイヤ面では決勝の事を考えなければなりません。ソフトタイヤで上位グリッドを狙うと、タイヤ交換に早めにピットインする必要がでてきますし、ハードタイヤならその逆となります。モナコなどの抜きにくいコースでは意地でもポールを取るためにソフトタイヤを予選で使用するでしょうけど、ここバーレーンではそこまでする必要は無いかもしれません。
 その他、予選映像を見ての感想です。

  • アロンソフェラーリのマシンが扱いにくいのは、昨年マッサが欠場した後にレースを走った二人のドライバーの不甲斐無い結果から想像できますが、そのフェラーリのマシンを意図も簡単に操って、マッサと同じタイムで走るというのは、さすがにアロンソだと思いました。
  • シューマッハ:すべてのセッションで同僚のロズベルグよりコンマ数秒遅い結果に彼自身かなり不満なようです。が、3年のブランクと40才を超える年齢を考えるとむしろ驚異的ではないかと思います。一発の速さも数戦すれば取り戻すかもしれませんし、たぶん彼が唯一フルタンクレースを経験しているドライバーだと思いますので、決勝はどうなるか楽しみです。
  • 各チームの勢力図:予想はずれだったのはマクラーレンのパフォーマンスです。一度も1分54秒台に入れませんでした。また、フォース・インディアはプレシーズンテストから速さがありましたが、ここでもウィリアムズと互角の戦いをしており、4強に続く勢力の筆頭にのし上がってきています。微妙な評価なのがルノーです。たぶん、クビサのテクニックで上位に食い込んでいて、マシン自体の出来はそれほど良くなさそうです。またザウバーもプレシーズンテストの時の輝きはありません。という事で、ここバーレーンでの勢力図は以下のような感じかと。
  1. レッドブルフェラーリ
  2. マクラーレンメルセデスGP
  3. フォース・インディア、ウィリアムズ、ルノー
  4. ザウバー、トロ ロッソ

−−−−(超えられない壁)−−−−

−−−−(さらに超えられない壁)−−−−

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