エリザベート観覧

Seoul Arts Center

 一昨日ソウルに行くと書き残しておきましたが、カテゴリーに「ジュンス」を入れておいたので、まぁ皆さんは何しに行かれたかは推測できた事でしょう。さて今回は釜山の時と違って土曜日は移動だけでしたので、気分的にものんびり行けました。昼前のANA便で羽田から金浦空港へ飛び、40分ほど前に関空から到着して荷物のターンテーブルの上で体育座りして回っている妻をピックアップして、空港列車と地下鉄を乗り継いで市内へ向かい、まずはホテルへチェックイン。今回は西大門のVABIEN SUITES I RESIDENCESを利用。ベッドルームが2部屋とリビング・ダイニングにキッチンがあるコンドミニアムタイプのホテルで、妻の友人と3名での利用です。妻の友人は夜遅くの到着という事でしたので、妻とミョンドンでぶらぶらしてからアックジョンのコギコギで夕食を摂りました。翌日曜日にミュージカル観覧でしたが、妻と友人は夜も観覧するためまずは別のホテルに移動。そこから会場に向かいました。ミュージカル会場は現地では「芸術の殿堂」と大仰な名前で呼ばれていますが、英語ではあっさりとした「Seoul Arts Center」と呼ばれる施設のオペラホールが会場でした。このホールは4階まで観覧席がある立派な物でした。ただ、ここは一度火事になっているようです。
 韓国語はさっぱりなので、事前にエリザベートのあらすじをチェックしてミュージカルに臨みました。以前にモーツァルトのミュージカルコンサートを観た時に感じましたが、韓国のミュージカルスター達のレベルはかなり高いです。芸能民族の本領発揮という感じでしょうか、歌も踊りも非の打ちどころがありません。もちろんオーケストラの演奏も素晴らしかったです。幕が開いてからすぐ、感動したときに感じる背筋がゾクゾクする感覚が連続して訪れます。途中15分の休憩を挟んで合計3時間弱の舞台でしたが、完璧に没頭できました。エリザベートが刺される最後のシーンでは自然と涙が頬を伝い、カーテンコールでは思わず立ち上がって役者さん達をたたえていました。エリザベートを演じた女優さんや暗殺者ルキーニを演じた男優さんはもちろん、オーストリア皇帝フランツ役の役者さんの美しい声など、本当に心が洗われるようでした。ジュンスの発声もかなりミュージカル的になってはきていましたが、やはりまだ違和感は残ります。ただ、彼の役は"死"のため、その違和感がむしろ劇中でその役を引き立てていたように感じました。私としては、この役はジュンスにははまり役なのではないかと思いました。
 さて、私は昼の部を観終わってから仁川空港に地下鉄と空港鉄道で移動し、羽田空港に着いたのは23:00。社宅にたどり着いたのは0:00を回っていました。結構疲れていましたが、心地よい疲れという感じでしたが、翌日の今日は眠くて眠くて。正直一泊二日で海外旅行なんてするもんじゃないと思いましたが、実はこれは2回目の一泊二日での渡韓でした(-_-;; エリザベートは9月7日までの公演となっており、もう残り少ないため私はもう観覧するチャンスはありませんが、別のミュージカルでもあれば、また観に行ってみたいと思うようになりました。それに韓国語も勉強してみようかとも・・・まぁしないだろうな。