久々にのんびりした土曜日を

 世間的にはゴールデンウィークがスタートしている方もいらっしゃるようですが、私は来週火曜日からです。今年は4月30日〜5月2日が平日で、前半後半に分断された結果長い休みが取りにくい人も多い様ですので、そういう意味では私はまだ恵まれた方かも知れません。で、今月は土曜日はずっとバンドの練習が入っていましたので、久々にのんびりした土曜日を過ごしております。まぁ今週はバンドの練習が明日の日曜日というだけの話ではありますが(苦笑)。
 そんなわけで、午前中には録画されたF1中国GPを観ていました。途中、タイヤ交換した直後の可夢偉ベッテルをコース上でオーバーテイクしていくシーンが映っていて、興味深かったです。1周早くチェッカーが振られてしまい可夢偉オーバーテイクが無効になった事はテロップで入っていましたが、放送ではハミルトンの無線でその点指摘があった以外は、フルラップのレースが行われていたように見えました。レース後にメルセデスGPのディレクターのニキ・ラウダが「中国人はちゃんと数が数えれるようになる必要がある」とジョークを飛ばしていましたが(苦笑)。で、シーズン最初のフライアウェイ戦が終わった時点では、メルセデスGPの優位は圧倒的でした。開幕4戦で一周たりともトップを譲らず、3連勝したハミルトンは各レースでの燃料消費量も他車に比べて格段に少なくタイヤの減りも少ない。トップを走っていたからという事も言えますが、むしろ誰かが予選でハミルトンを上回りレースでもその鼻先を抑えないと、他チームには勝ち目は無いという感じです。一方ディフェンディングチャンピオンレッドブルはプレシーズンテストの悲惨な状態からは大きく前進していますが、まだまだメルセデスには届いていません。しかもチャンピオンのベッテルの不振が問題です。チームによると今シーズンのタイヤとの相性が良くないようです。もっとも中国にはデザイナーのエイドリアン・ニューイが来ていなかったので、ファクトリーで何か策を練っていたのでしょうから、スペインから始まるヨーロッパラウンドでレッドブルの大躍進があるかも知れません。ただ、今のF1はシーズン中にテストが出来ないので、コンピュータ上や風洞で効果があっても、それが必ずしも現実世界で反映されるとは限りません。マクラーレンフェラーリは昨シーズンは風洞と現実のdiscrepancyに悩んでいました。一方エンジン性能的にはメルセデスが一つ抜きん出ていて、ルノーフェラーリは同等という感じです。ただメルセデス勢の中ではマクラーレンが不調です。来シーズンからHONDAエンジンを使う事を表明しているのですが、それが何か影響しているのでしょうか(HONDAエンジンを載せたマシンの開発に人員を割いているとか)?
 なお、現在のF1はHRTが消滅した結果、1チーム少ない状態が続いていましたが、今年追加の募集があり、アメリカでレースを行っているニューマン・ハース・レーシングを率いる一人のジーン・ハースがチームを作ってF1に参戦する事が決定しました。2015年か2016年から参戦する事になります。前回の募集時にUSF1の参戦が決定していましたが、資金難で結局プロジェクトが消滅し実現しなかったので、久々のアメリカチームの誕生となります。今の所シャーシをダラーラ、エンジンはメルセデスフェラーリの採用が候補として挙がっているようです。なお、これ以外にも参加チームがある可能性があるようです。
 次戦スペインGPは予選が5月10日(土)で日本時間の21:00から。決勝は5月11日(日)の同じく日本時間の21:00から。BSでの放送時刻は不明です。
 さて、今日は「相棒」4時間スペシャルの放送があり、既に始まっているの横目で見ながらこの文章をタイプしています。今日一日は引きこもって、相棒と家事に勤しむ事になるでしょう(笑)