決勝当日に予選Q2、Q3が行われるという変則の開幕戦。しかもオーストラリアとしては気温も低く、路面温度は16℃程度。パーマネントサーキットではなく新しいタイヤコンパウンドのため、タイヤがどの程度持つのか予測ができない状況でした。ミディアムタイヤでスタートしたスーティルが上位陣に絡み、タイヤ交換後のベッテルの鼻先を押さえ、2回目のタイヤ交換を先に行ったアロンソがトップに立ち、これをベッテルが追いかける展開になりますが、レッドブルはタイヤの磨耗が早くレースペースを維持できません。その間、何とライコネンがミディアムタイヤを25周も持たせる走りをし、ピットストップが一回少ない戦略で初戦を勝利しました。このレースではロータス、特にライコネンとスーティルのタイヤマネジメントが驚異的でしたが、ただスーティルは最後のスティントのスーパーソフトでタイムが出せず、ジリジリと後退して結果的には7位となってしまいました。マクラーレンに移籍したペレスはポイント圏外でのレースとなり、バトンも9位2ポイント獲得がやっとで、マクラーレンには厳しいスタートとなりました。ただ、今回のレースで今シーズンを占う事はできないでしょう。少なくともパーマネントサーキットで行われる、来週のマレーシアGPの状況を見る必要はあるでしょう。第2戦マレーシアGPの予選は日本時間の23日17:00から、決勝は24日17:00からです。
順位 | ドライバー | チーム |
---|---|---|
1 | K.ライコネン | ロータス |
2 | F.アロンソ | フェラーリ |
3 | S.ベッテル | レッドブル |
4 | F.マッサ | フェラーリ |
5 | L.ハミルトン | メルセデスGP |
6 | M.ウェバー | レッドブル |
7 | A.スーティル | フォース・インディア |
8 | P.ディ・レスタ | フォース・インディア |
9 | J.バトン | マクラーレン |
10 | R.グロージャン | ロータス |
11 | S.ペレス | マクラーレン |
12 | J.ベルヌ | トロ ロッソ |
13 | E.グティエレス | ザウバー |
14 | B.ボッタス | ウィリアムズ |
15 | J.ビアンキ | マルシャ |
16 | C.ピック | ケータハム |
17 | M.チルトン | マルシャ |
18 | G.ヴァン・デル・ガルデ | ケータハム |