「梅ちゃん先生」結局全て見てしまった

 録画分を見るべきか見ずに削除するべきか悩んでいた連続テレビ小説ですが、この前とその前の週末で全部見てしまいました。出だし展開が遅いかなぁと思いましたが、見ていると不思議と引き込まれてゆきました。時期的には終戦直後から今のところ昭和20年代後半あたりまでで、私が生まれる前ですが、終戦後5年を経過しても東京周辺ですらまだバラックがたくさん残っていたというのは興味深いです。ところでこのドラマ、隣の幼なじみはシンケンレッドだし、途中から出てきた堅物の医学生はボウケンレッドだし戦隊ヒーローとの競演になってますね。それぞれいい味出していると思います。また、このドラマで最も存在感があるのが父親でしょう。昭和の時代には父親はみなこんな感じでしたよね。私の父もここまで苦虫をかみつぶしたような感じではありませんでしたが、それでも彼が家にいると家の中の空気が凛とした感じになっていたのを覚えています。頑固で一度言い出したら絶対に引かないところなどもそっくりです。父が他界してしまったので、今はこのドラマの中の父親の言動を見て懐かしがっています。そういえば来週は父の日ですね。私は生前父の日に何か父に贈った記憶は全くありません。そんな話を先日実家に帰った時に母と話していたのですが、母が「お父さんいなくなっちゃったねぇ」と寂しそうに呟いた言葉が何故か消えずに記憶に残っています。