無事送り出せました

 一昨日、昨日で通夜、告別式を済ませました。長野県の父の地方の習わしで法要的には四十九日まで済ませております。一年半ほど前に父が他界しており、同じ葬儀社を使った事もあって、段取りは大体把握できてたので全体的には比較的スムーズに事は進み、精神的にも余裕はありました。ただ、今回は母は入院等はしておらず実家にいたのですが、同居の弟が帰宅した時点で家で倒れており、既に心肺停止で病院に搬送されました。そのため病院では死亡診断書は書かず、警察で検死の結果死亡診断書が出されるという事で、母は病院から警察に送られ、翌日警察で母と死亡診断書を受け取る事になりました。また、実家では現場検証が行われました。実家の現場の維持もしておかなければならず、この辺りは少しストレスがかかりましたかね。母はいくつか病気持ちだったのですが、直接的な死因はそれらの病気とは無関係ではありませんが、母からは聞いた事も無い病気だったため、既存の病の治療で毎月通院しているとは言っても、見えない病気の進行の事も考えて、定期的に全身のCTスキャンなどしておけば良かったかと、少し後悔はしています。ただ、最近足腰が弱ってからは家事等も行えなくなり、自由に動き回れない自分自身にイラついていたところもありましたので、そういう気持ちからは解放されて安らかになってくれたのでは無いかとも思っています。
 通夜、葬儀を行ったホールの待合室には母の写真を何枚か飾ってくれるという事でしたが、生前母は絵を描いていて、個展を開きたいとは言っていましたが実現しなかったため、写真の代わりに絵を7枚ほど置かせてもらいました。遺影には私は同行しませんでしたが、家族でベトナムへ旅行した時の良い表情の写真がありましたので、とても穏やかな笑顔の遺影を飾ることができました。

 今後は父方の家系の、長野県にある先祖からの墓に納骨する事になるのですが、今年は長野でもかなり雪が降っているようで、しかも墓が北斜面にあるため雪が融けにくく、父の時は四十九日で納骨を行いましたが、四十九日にあたる3月中旬ではまだ雪が残っていて無理だろうという事で、百箇日にしてはどうかとお寺さんからの提案がありました。墓を守っている本家の人たちとの相談もしなければなりませんが、百箇日であればゴールデンウィークあたりになるので、その辺りでの納骨を考えております。