XIA 1st Asia Tour in Seoul"TARANTALLEGRA"2日目感想

 ネットワークの調子が少し良くなったのと、書き出したら一気に書き上げてしまったので、更新しておきます。
 5月20日に標題のライブを観覧しました。ソウルのライブというと東方神起の時からオリンピック公園の体育館で観覧してきましたが、今回は総合運動場の蚕室体育館です。2010年11月の極寒のJYj屋外ライブ会場の隣の体育館、KARAのファンならソウルのファンミとKARASIAが開催された会場と言えば分るでしょう。オリンピック競技場とくらべるとはるかに小さな会場です。今回宿泊したホテルからは気合を入れれば歩ける距離だったのですが、当日気温が高く日差しも強かったのでタクシーに乗りましたが、歩ける距離になんと1時間もかかってしまいました。が、開演40分前程度には会場に到着。先にソウル入りしていた妻や妻の友人と一緒に入場の列に並びました。ソウルのライブというと何かの拍子に入場の列が崩れてグチャグチャになって大騒ぎになるのが常ですが、ファン層の年齢があがったためか今回はそのような事もなく平穏無事に入場できました。私の席はほぼ中央少し左側のスタンド席です。隣は通路だったのと韓国ではライブは座って観覧するので会場が小さい事もあって、とても良く見えました。ただ、スタンド上段の屋根の下の席だったので音響的には少し良くない環境ではありましたが。
 ステージの作りはメインステージ中央にスクリーンが、また左右には星座をかたどったモチーフの中央にサブスクリーンが配置されていました。またメインステージにはほぼ天井からステージまで伸びる縦長の短冊状の可動式のスクリーンが左右それぞれに2枚吊るされていました。メインステージから伸びる花道の先にセンターステージがありますが、花道はかなり短かったです。スタンディングエリアは柵で4つのエリアに分割されていましたが、東方神起やJYjのライブのようにエリアの間には花道はありませんでした。センターステージにはポップアップ装置が、またメインステージには三方の階段とともに持ち上がる円盤状のステージがありました。生バンドは居ませんでしたが、途中でグランドピアノがステージに現れ、生演奏で歌う曲がありました。
 私が入場した時点で開演時刻の18:00近くでしたが、実際の開演はやはり少し遅れましたが、開演前にTARANTALLEGRAのPVが流され、会場は大合唱。しかもPVの最中の女装したジュンスのシーンになると会場からはすごい歓声があがりました。なぜ女装のシーンで特に興奮するのか私には分かりませんが(-_-; 10分ほど遅れて会場は暗転。するとボーン、ボーン、ボーンと柱時計のような音が会場に響き、続いて「Hellow! Welcome to the XIA's world...」と英語でメッセージが流れ、左右のスクリーンには古文書のような古びた紙の映像が表示されそこに英語のナレーションと同じ文字が浮かび上がってゆきます。その後3つのスクリーンに全裸に薄い布をまとって膝を抱えて水中に浮かぶジュンスの映像が映されます。映像が消えたあと、会場の天井を斜めに火花が走ってライブが開演!ジュンスが登場しオープニングの「Breath」が流れ出すと会場は大熱狂です。ライブはTARANTALLEGRA収録曲に加えてOSTの曲、ミュージカル曲などで進行、ダンサータイムでは「Be My Girl」のダンスバージョンなどが使われました。アンコールの最初の曲はMissionのXIAバージョンでスタート、そして最後の曲「A Dew-Laden Tree(露を宿した木)」で会場全体が白いスティックライトの光で満たされました。その後ジュンスはダンサーと共に閉じるスクリーンの奥に消えて行きましたが、会場のアンコールの声に一人現れ、ダブルアンコールで「FALLEN LEAVES」を披露。その後客席に向かって挨拶をするジュンスの目から涙がこぼれるシーンがスクリーンに映され、観客は皆もらい泣き状態に。そして深々とお辞儀をする姿がとても印象的でした。彼が消えた後、会場では「サランヘ」のコールが続いていました。なお、セットリストはこちらにまとめました。
 ライブの時間は正味1時間45分程度。初日よりダブルアンコールの1曲が多いにも関わらず、ライブの時間は短かったとのこと。ただ、MCが短かったとかそういうわけでなく、初日より進行が良かったとの事です。またジュンスの歌、ダンスとも申し分無く、素晴らしいステージでした。アップテンポの曲はCDよりも迫力があり「Set Me Free」などノリノリで歌われたため、日本に帰ってきてからも気が付いたら「Set Me Free、Set Me Free、Free」などとつい口遊んでしまっています。また、「I can Soar」に続いてこのアルバムでも「回りまわって」というワルツ曲が収録されており、このアルバムの中でも特にお気に入りの曲なのですが、こういったワルツの曲を歌うのもジュンスくらいで、彼の音楽性を感じさせます。ただ、会場の規模に対して音量が大きすぎたのがとても残念でした。もう少し音量絞っても良かったかなぁと。またすでに書きましたが、スタンディングに人を詰め込み過ぎだったのも反省点でしょう。ライブの後に妻とそのお友達6名とジェジュンのお店で食事をしたのですが、その時聞いたところによると、ライブ開始前から気分が悪くなる人が居たようでしたし、スタンディング内はほぼ身動きが取れない状態で、背の低い人とかはほとんど見えなかったのではないかという事でした。完璧なものは世の中に存在しないわけですが、今回は自分が気になったのはこの2点とスティックライトが売り切れだった事くらいでしょうか。ともかく素晴らしいステージだったと思います。
 さて、次は私は6月23日の台北公演を観覧するつもりです。すでに航空券はおさえておりまして妻がチケットの手配の方を画策してくれています。見れる事を期待しつつ・・・。
【追記】Intoxicationがセットリストから漏れていましたので、追加しました。韓国版のIntoxicationはミュージカルコンサートで聞いただけですが、CDではギターのアルペジオが音程が高くなり音符がより細かくなって日本語の原曲より目立つように変更されて、よりメランコリックな感じに仕上がってますね。