2014 JYJ Concert in Seoul 〜THE RETURN OF THE KIN〜感想

2014 JYJ ソウルコンチケットとカード

 一泊でソウルを往復して、標題のコンサートを見てきました。今回のライブの会場は蚕室総合運動場の主競技場。オリンピックマークが正面に掲げられた会場です。私はこの会場でのライブは3回目。1回目は2008年6月に開催されたSuper Triple Concert。2回目が2010年11月のJYjのThe Beginning Worldwide concertの初日、そして今回です。実は前2回ともあまり良い思いでは無く、2010年のライブは寒すぎて笑っちゃうような最悪のコンディション。その前はライブの照明や花火に群がる羽虫(多分カゲロウか何か)をパンチで撃ち落としながらの観覧でした(脚色してます)。今回も8月の暑いさなかなので、近くを流れる漢江の支流から大量の虫が飛来するのではないかと予想して、長袖のシャツで会場に向かいました。
 ステージセットは、競技場の長辺の一方にメインステージを配する前2回と同じ配置で、センターステージに向けて花道が伸びます。センターステージからはそこを頂点にする形で三角形の形の花道がありその三角形の中はスタンディングエリアとなっていました。なお、スタンディングエリアは真ん中を花道で仕切られており、スタンディングエリアは二つに分けられていた形になります。その花道の後ろには機材席があり、その機材席の後ろにバックステージがありましたが、このバックステージはほとんどスタンド席のためにあったような形でした。バックステージへの移動はメインステージからトロッコに乗ってでした。メインステージ奥にはスクリーンがあり、メインステージの左右にもスクリーンが配置されていましたが、この左右のスクリーンはアスペクトが正しくないようで、少し縦長に映っていました。太目の外人ダンサーを細く見せるためではないでしょうけど、韓国人はこういうの気にしないのでしょうかね?メインステージの後方、スクリーン手前にはひな壇上部に一列に並ぶバンドエリアがあり、ドラム、ベース、ギター、キーボードなど並び曲によってはバンドが演奏していましたが、生演奏の曲はあまり多くなかったです。またメインステージにはステージ中央奥と手前にリフトがあり、またバックステージも昇降していたと思います。センターステージの周囲には斜めに起き上がる電飾兼花火の発射台の柱が4本ありました。また日本のドームやa-nationなどで良く使われる天吊りの移動カメラがありましたが、そのカメラのワイヤーが緩くてカメラが動いてくるとワイヤーがたるんでカメラが下に下がってくる状態でそれがかなり気になりました。
 さて、ライブ開催前はほとんど日本人客じゃないのかと思っていました(実際、2010年の時は私の周囲はほとんど日本人でした)、が予想に反して韓国人ばかり。しかも結構年配の人が多いのにも驚きました。きっとユチョン効果でしょうね。ざっと見た限りアリーナは満席。ただスタンドはスタンド正面のほんの一部だけが観客席として使われ、その部分は満席のように見えましたが、ちょっと寂しい感じでしたね。実際、当日券も販売されていましたし。ただ、開演20分前くらいに会場の中をぐるっと歩いてきたのですが、スタンディングエリアはぎっしりの満員電車のような状態に見えました。
 ライブに関してですが、やはり3人のステージは良いですね。やはり彼らのハーモニーは美しいです。ただ、今回の「JUST US」収録曲に関してはライブで特に「おおっ」と思った曲はありませんでした。むしろBe the Oneのカッコよさ、In Heavenの芸術性の高さを改めて感じる事になりました。個人的にはユチョンが歌って踊れるのかと心配していましたが、どうしてどうして、ちゃんと歌ってましたし、昔ほど激しいステージでは無かった事もあってか踊りも余裕でこなしていたように見えました。というか、ユチョンが一番カッコよく見えましたよ。なんせステージ衣装が、紺色一色のセーターみたいなのとか、普通のカッターシャツみたいなのを着ていてもカッコよく見えるってどういう事よ?って感じで。日本でのツアーではいつもおばさんパーマだった事もあったかも知れませんが、こんなに何年も経ってから彼のカッコよさに気づくとは(苦笑)。MCも3人仲が良さそうで、良い雰囲気でした(何を言っているかはさっぱり不明ですが)。相変わらずユチョンはジュンスが好きなようで、ジュンスが話しているとニコニコしながら見ているのは2007年の頃から変わっていませんね。ユチョンのソロ曲「三十」にはジュンスの笑い声が入っていますが、昨日のステージでもそのタイミングでユチョンが「ジュンスッ!!」とステージにいないジュンスに笑い声をお願いしていたり、紙ふぶきがジュンスのオデコに張り付いていたのを取ってあげたりしてました(一瞬猿の毛繕いのようにも見えましたが)。ジュンスは歌やダンスだけでなく口の方も絶好調(でも何を言っていたかは全く分かってませんけど)。ダンスは彼だけスピード感が違いましたね。3人並ぶとなおさら彼の切れの良さが目立つ感じです。ただ、ジェジュンがちょっと調子が良くなかったのでしょうか?サービス精神の旺盛なジェジュンが口数が多くなく疲れたように見えたのが心配でした。
 今回は私自身もちょっと疲れていた事もあって、ライブ後の反省会には参加しなかったので他の人の意見は聞いていませんが、個人的にはとても良かったと思います。彼ら3人のハーモニーには心が洗われます。今の所、ソウル以外を観覧する予定はありませんが、もし日本で開催されるなら是非観に行きたいと思っています。
 あ、書き忘れましたが、虫はやっぱり来ました。特にライブ前半にはメインステージ上を虫が乱舞。メンバーの頭に虫がとまっているのがスクリーンで大写しになると分かるくらいに。特に髪が赤いジュンスの頭にはたくさんの虫がとまっていたように見えました。ただ、その後演出でシャボン玉が飛んだりした関係か、中盤以降はほとんど虫も居なくなりましたし、会場の私の居たあたり(グランドAの6ブロックでしたが)にはほとんど飛来してきませんでした(メインステージに近いエリアはどうだったか分かりませんが)。
【追記】曲目をこちらに掲載しました。