グラフィックチップの黒歴史

 大原雄介氏がASCII.jpで連載している黒歴史シリーズが、GPUの話に及んできました。初回、2回目は懐かしのVoodoo Graphics。初回の記事のとおり後に自らボード売りに走って、他のベンダーから総スカンを食らって落ち目になってNVIDIAに買収される事になってしまったわけですが、良い製品も結構ありました。もう会社が無いので公表しても良いかと思いますが、当時私はVoodooを搭載したPURE3Dをリリースしたカノープス株式会社に勤務しており、次のVoodoo2を搭載したPURE3D2は自社のアメリカのwebから会社を通さずに通販で購入し、当時の社長から色々と言われたのを記憶しています。が、グラフィックス関連製品となると私にはNunmber Nineという思い入れのある会社があります。創業者がビートルズ好きなため、社名のNumber NineやグラフィックチップのImagineなどの命名ビートルズの曲や歌詞からつけられていたりしますが、このImagine、そしてその後のImagine2、Ticket to Rideが会社を傾かせた原因として、いずれこの連載に載ってしまう事になるのかと思います。まぁ世界初の128bit GPUではあったのですが、2D性能はそこそこながら3Dの流れに乗り遅れた形の製品だったわけです。この連載でどのように書かれるのかが楽しみです。