順番が違うよな

 最近思う事として、東電の電力料金値上げとか消費税率10%の話とか、順番が違うんじゃないかと思う事が多いですよ。東京電力なんて管内だけでなく、日本全体、あるいは地球規模で迷惑をかけているにも関わらず、自分の身を切らずにいきなり値上げですからね。政府も何も終わってないのに「冷温停止」なんて言葉を使って、さも自分たちが区切りをつけたかのように見栄を張るとともに東電を擁護して。誰にでも分かる見え透いた嘘でみっともないですよ。おまけに東電は料金を値上げする一方、公的資金を申請しているなんて、どれだけ国民に甘えてるのかと?バカにするのもいい加減にして欲しいです。
 一方消費税率の問題も根拠となった試算が明らかにされないまま数字だけが独り歩き。これもおかしな話です。事業仕訳なんてパフォーマンスだけで終わって、八ッ場ダムだって結局建設することになって「コンクリートから人へ」なんてスローガンもすべて反故にされ、公共事業も切れない。議員定数削減もできない。公務員給与も減らせない。何も節約しないで、増税するなんて国民が納得する訳がないですよ。まぁ次の選挙で民主党は政権に居ないのは既に決まったも同然ですな。そもそも色々削減した結果で税率をはじき出すべきなのに、何もせずに先に税率があるってどういう事よ?社会保障だって、どうせ出生率が上向くなんて言う甘い試算でまた作ってるんじゃないの?少子化対策を何もしないで、出生率が上向くわけがないし、子ども手当なんていう付け焼刃で少子化に歯止めをかけるなんて無理でしょ。今、本格的な少子化対策円高対策を行っておかないと、日本の先行きは真っ暗でしょうね。行きすぎた円高で既に貿易赤字になってるのに、何もしない政府には呆れます。