ポールポジションからスタートしたL.ハミルトン/マクラーレンが快走。このままポールtoウィンかと思われましたが、残り32周の時点で最終コーナーでT.グロッグ/トヨタがリヤサスペンションを破損させて大クラッシュ。セーフティーカーが導入されて、L.ハミルトンの築いたマージンは失われることに。さらに各チームがセーフティーカー導入中にピットインし、最後までレースを走りきる体制を整えたのに対し、L.ハミルトンはソフトタイヤでのロングランを嫌ったのかピットインせず自らを不利な状況に追い込みます。残り17周でピットアウトした時点での順位は5位。しかしここからH.コバライネン/マクラーレン、F.マッサ/フェラーリ、そして1回ピットストップ作戦でトップを快走するN.ピケJr/ルノーをも抜き去ってトップに返り咲き1位フィニッシュ!前戦イギリスに続いての2連勝を飾りました。2位は初表彰台を獲得したN.ピケJr。1回ピットストップ作戦とはいえ、レース終盤は追いかけるF.マッサをも凌ぐラップタイムで快走し、十分存在感を示しました。3位にはF.マッサ/フェラーリ。4位に母国グランプリのN.ハイドファルド/BMWザウバー、5位にH.コバライネン/マクラーレン、6位にK.ライコネン/フェラーリとなりました。K.ライコネンはセーフティーカーピットイン後は10位からオーバーテイクを連続して上位進出を目指しましたが、R.クビサに抑えられ6位止まり。チャンピオンシップを戦う4強はそれぞれポイントを獲得はしましたが、順位そのままでポイント差は開く形となりました。また、終わってみるとL.ハミルトンの強さが際立っていたレースでした。
順位 | ドライバー | チーム |
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1 | L.ハミルトン | マクラーレン |
2 | N.ピケJr | ルノー |
3 | F.マッサ | フェラーリ |
4 | N.ハイドフェルド | BMWサウバー |
5 | H.コバライネン | マクラーレン |
6 | K.ライコネン | フェラーリ |
7 | R.クビサ | BMWサウバー |
8 | S.ベッテル | トロ ロッソ |
9 | J.トゥルーリ | トヨタ |
10 | N.ロズベルグ | ウィリアムズ |
11 | F.アロンソ | ルノー |
12 | S.ブルデー | トロ ロッソ |
13 | D.クルサード | レッドブル |
14 | G.フィジケラ | フォースインディア |
15 | 中嶋一貴 | ウィリアムズ |
16 | A.スーティル | フォースインディア |
17 | J.バトン | ホンダ |