綿帽子の舞う幻想的な風景の中開催されたスペインGP。3番グリッドからスタートしたR.バリチェロ/ブラウンGPが第一コーナーでトップを奪取して快走。F.マッサ/フェラーリはKERSを生かして3位にポジションアップして、S.ベッテル/レッドブルの鼻先を抑える。が、第2コーナーで4台がクラッシュするアクシデントでセーフティーカーが導入される。中嶋一貴/ウィリアムズはフロントウィングを損傷し、セーフティーカー導入中にピットインし最後尾に。H.コバライネン/マクラーレンもマシントラブルでリタイアとなる。セーフティーカーが掃けた後もR.バリチェロは快走。短いピットストップで3回ピットインという戦略だが3rdスティントでスピードが伸びず、2回ピットインの同僚J.バトンに先に行かれる結果となり、そのままJ.バトンが優勝。R.バリチェロが2位となり、ブラウンGPがまたも1-2フィニッシュ。復活のフェラーリF.マッサはS.ベッテルを抑えて4位を走るが、終盤燃料不足となりエコ走行を余儀なくされて、S.ベッテル、F.アロンソ/ルノーを先に行かせ、6位入賞となってしまうが、今期初ポイントを獲得。なお、同僚K.ライコネンはKERSが使えない中、果敢にN.ハイドフェルド/BMWザウバーに挑むが、結局マシントラブルでリタイアとなってしまう。
スペインGPではフェラーリに復活の兆しが見られましたが、ブラウンGPやレッドブルとはまだまだ差があるように見えました。また、バーレーンで快走したトヨタはここでは生彩を欠き、見るべきところはありませんでした。中嶋一貴もスタートグリッドよりも悪いフィニッシュが続いており、この負のスパイラルから何とか脱出してもらいたいものです。
順位 | ドライバー | チーム |
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1 | J.バトン | ブラウンGP |
2 | R.バリチェロ | ブラウンGP |
3 | M.ウェバー | レッドブル |
4 | S.ベッテル | レッドブル |
5 | F.アロンソ | ルノー |
6 | F.マッサ | フェラーリ |
7 | N.ハイドフェルド | BMWサウバー |
8 | N.ロズベルグ | ウィリアムズ |
9 | L.ハミルトン | マクラーレン |
10 | T.グロック | トヨタ |
11 | R.クビサ | BMWサウバー |
12 | N.ピケJr. | ルノー |
13 | 中嶋一貴 | ウィリアムズ |
14 | G.フィジケラ | フォースインディア |