電動アシスト自転車を購入しました

 以前に電動アシスト自転車を購入した事はこのブログでエントリしていましたが、2か月ほど前の7月7日の乗車中に後輪から異音が発生してアシスト機能が使えなくなってしまいました(どうも七夕は私にとってはアンラッキーな日のようです)。Makuakeのクラウドファンディングで入手したものでしたので、Makuake経由でサポートに問い合わせたところ、送り返して修理するか、パーツを送るので自分で交換するかという提案を受けました。その時点で故障個所は明確ではありませんでしたが、アシスト機能はほとんど後輪に集約されているので後輪を交換すれば復旧するだろうと考えて、交換パーツの後輪を送ってもらい自分で交換しました。
 交換作業自体は後輪を外してタイヤとチューブ、ブレーキディスクとスプロケット(ギヤ)を外して、新たに届いた後輪パーツにそれらを装着してから後輪を取り付けるというものです。スプロケットを外す工具の入手に時間がかかり交換作業が完了したのはお盆休み前で故障から約1か月かかってしまいました。交換作業自体は正常に終了したのですが、結局アシスト機能は復活せず。再度サポートに問い合わせると返送しての修理をしていただけるという話にはなりましたが、往復の送料や交換するパーツ代と作業費などを考えると結構なお値段になります。また購入から2年を経ず、走行距離も600kmに届いていない状態での故障で耐久性に疑問もあったため、ここで修理してもまた2年弱で壊れてしまうのでは?という不安もありましたので、家族と相談して修理はせずに国産の電動アシスト自転車を購入する事にしました。
 前置きが長くなりましたが、今回購入したのはヤマハPAS City-Xという製品です。購入にあたってはなるべく軽量である事とスピードメーターが付いているという2点で選択しました。当初ブリジストンリアルストリーム ミニを考えていたのですが、PAS City-Xの方がバッテリが3.5Ahも容量が多いにも関わらず重量が700gほど軽いという事で急遽PAS City-Xに変更しました。この時スピードメーターに関してはコントローラ部分の説明を確認したのですが、その画面を少し下にスクロールさせるとスピードメーターの機能があるという説明が確認できたのですが、なんとこの部分の説明はPAS City-Xのものでは無い事が購入後に判明しました。ヤマハさん、このwebの記載方法は分りにくいっすよ。
 さてスピードメーターをどうしたものかと思ったのですが、以前にクラウドファンディングサイクルコンピュータを入手していた事を思い出して、これを使えばOKじゃんという事でストックの山から発掘しました(笑)

 ただこれ単体だとGPSからスピードを割り出している様で、実際に走っている感覚とはかなり違うスピードが表示されていました。さらにGPSの測位が完了するまでも結構時間がかかるので、こりゃ何とかせなアカン・・・という事でスピードセンサーを購入しました。

 サイクルコンピュータはANT+という規格に則っていてそれに対応するセンサーも比較的安価に入手できます。このセンサーを後輪に装着しましたが、台風接近の影響で装着後にまだ試走できていません💦 設定自体は簡単でスマートフォンのアプリとBluetoothで接続し、スピードセンサーとして使うかケイデンスセンサーとして使うか選択。スピードセンサーとして使う場合は、タイヤの外周長(PAS City-Xのタイヤサイズは20×1-3/8なので一覧表から1615mmと判明)を設定し、先のサイクルコンピューターにこのセンサーを認識させるだけです。
 さらに調子に乗って、スマートフォンでロック解除が可能なSESAME サイクル2という製品を購入し交換しました。幸いもともと付いていたロックとネジ穴の位置とサイズがぴったりで、SESAME サイクル2付属の金具などを使う事なく簡単に交換できました。ただ元のロックを取り付けていたネジが固く締まっていて、手持ちの100均ドライバーではネジをナメてしまいそうだったのでちゃんとしたプラスドライバーを調達しました(とはいっても800円程度ですが)。

元々付いていたロック/鍵でロックを解除します
交換したSESAME サイクル2/ロックは手動ですが解除はスマートフォンのアプリで行います
SESAME サイクル2に交換後

 PAS City-Xで走行して思ったのは、アシストパワーがCarbon Ageよりも圧倒的に強いという事です。Carbon Ageは我が家の周辺の坂を上るのは結構大変でした。さらに7速ギアでしたがギアを低速にシフトするとアシスト力がどんどん減衰して実質的に4速以下ではアシスト力はほとんど感じられなくなっていたため、急坂を上る場合でも5速~7速で走っていましたが、PAS City-Xは3速ながらどのギヤでも十分にアシスト力が感じられ楽に登る事ができるようになりました。一方ブレーキに関してはCarbon Ageのディスクブレーキは効きが良いだけでなくレバーによる効き具合の調整もしやすくディスクブレーキのすばらしさを実感しました。Carbon Ageはバッテリがサドルポスト内にあるため一見して電動アシスト自転車と思えないデザインも気に入っていましたし、16kgという軽い重量も取り回しの点で良かったのですが・・・。同じ仕様で耐久性とかアシスト力とかを改善してどこかの国産メーカーが作ってくれないかなぁ。
【2024年9月1日追記】台風の影響がなくなったので、近所のコープに米が入荷したかの確認がてら試乗しました。盗難を心配してサイクルコンピューターは家に持ち帰っているのですが、自転車に装着して少し動かしただけで後輪に装着されているセンサーを認識しました。もちろんスピードも走り出すとすぐに表示されました。ただCarbon Ageで走っていたとき比べて表示されている速度に対して体感は遅めに感じますが、これはどちらが正しいのかは分りません。いずれにしても当初の目的は達成できたので満足しています。