マイクロエース C52 小加工

 マイクロエースのC52(8200形も)は同社の9600形、E10、4110などと並んでプロポーションが良い製品と言われています。私は残念ながら実車を見た事はありませんが、ネット上の写真などと見比べるとかなり良い出来であると思われます。

f:id:Lavista:20201214190541j:plain
マイクロエース C52

 C51とC52は先輪、従輪、テンダー台車の車輪径が940mmとC53以降の860mmより大きな直径の車輪が使われていますが、マイクロエースのこの製品は、従輪、テンダー台車車輪は約6mmの大き目の車輪が使われています。ところが先輪に限っては、直径約5mmとかなり小さな車輪が使われています(レンコンスポークも残念ですが、これは裏返せば良いのは有名なNゲージ蒸気機関車のサイトに記事があります)。なぜこうなっているのか明確な理由は分かりませんが、多分走行性能か何かの理由かと思われます。という分けで残念な先輪を何とかしようというのがこのエントリですが、非常に安直ながらKATOの8620の先輪を移植するだけの加工です(加工とも言えないレベルですが)。

f:id:Lavista:20201214190935j:plain
上:オリジナル/下:KATO 8620の先輪に交換

 8620の先輪は1軸なので当然Assyパーツは2輌分必要になりますが、交換したところかなり良い感じになったと思います。
 さて同じ加工はC51にも行えますが、C51の場合は従輪やテンダー車輪は5.6mmの小さなものが使われているので、先輪だけ交換しても仕方ないかなぁとも思いますし、そもそもマイクロエースのC51は先輪以外に色々と何とかしなければならない部分が多いので、その辺りも含めて追々何かしてやろうとは思っています(現在3輌在籍していますので)。
【2020年12月15日追記】曲線通過性能が気になったので、手持ちのユニトラック282RでS字カーブを作って走らせてみました。スケールスピード程度では特に問題ないようです。ただ、スピードを上げ過ぎると脱線する事もありました。マイクロエースの製品の先輪はKATOやTOMIXの製品と違ってスプリングなどで線路に押さえ付けられていないので、元々脱線はしやすいと思われます。多分その対策のためにハイフランジにした結果車輪径を小さくしなければならなかったのではないかと推測します。