大物について

 兵庫県の尼崎には大物という地名があります。これは「おおもの」ではなく「だいもつ」と読みます。なお大物公園には蒸気機関車D51一次形(いわゆるナメクジ形)が静態保存されています。という話ではなく数日前にエントリしかけたクラウドファンディングで購入した大物(おおもの)の話です。で、それは何かと言いますと、Makuakeでプロジェクトが公開されていたCarbon Ageという電動アシスト自転車でした。

 本来の納期は6月の予定でしたが、コロナによって生産地の上海がロックダウンとなったため大幅に遅れて一昨日の到着となりました。納品も3回に分けて行われたのですが、私は支援したのが締め切り間際だったため最後の納品となりましたが、そのためか心配していた不具合はほとんどありませんでした。先に入手した人達からの報告では、以下の様に数多くの不具合が報告されており、届くまでは非常に不安になりました。

  • 電源がオンにならない
  • 電源スイッチが固定されていない
  • 走行開始から数分で電源が落ちでしまう
  • ハンドルの反射板のネジがグラグラ
  • 前輪から走行時にシャリシャリ音がする
  • 走行時にサドルか後輪サスの辺りからコンコン金属音がする
  • ブレーキレバーの遊び多すぎ
  • スピードメーターがなかなか作動しない
  • コード類が短くてハンドルがハンドルポストに入らない
  • ハンドルポスト固定レバーがロックされない
  • メーターに透明の保護シールが貼られていない

 さて結論から先に言いますと、私の場合は「コード類が短くてハンドルがハンドルポストに入らない」というものは該当しまして、無理にケーブルを引っ張って接触不良などを起こすと怖いので、ハンドルを分解してハンドルの支柱だけを先に装着してそののちハンドルを取り付けました。それ以外は幸い上記の不具合は発生しておりません。上記に列挙されていない私だけの不具合は変速機の調整ができておらず1~3速の低速ギヤにうまくチェンジできない/チェーンが空回りするというものでした。変速機にはシマノのTourneyの7速が使われており、この変速機の調整方法の解説動画をYoutubeで発見したので、本日それに従って調整してバッチリ変速できるようになりました。
 さて本製品は折りたためる事とフレームがカーボンファイバー製で15.5kg(ただしスタンドと泥除けを除くという事で製品にはこれらは装着されているので実質16kgくらいでしょうかね)という軽量な事が特徴です。この重量は同じサイズの電動アシスト機能が付いていない自転車とほぼ同等の重量です。24インチくらいの一般的なママチャリで18kg程度ありますし、さらに24インチの電動アシスト自転車になると22kg以上の重量になりますが、それに比べれば6kgほど軽量という事になります。また折りたたむ事もできるのでマンションの玄関の隅に置いておくことができます。この際シートポストを下げるとその車体の下に突き出て支えになり安定して置いておくことができ、良くできた設計だと感心しました。ただ支柱は金属なので我が家の大理石の玄関を傷つける可能性がありますので、何か考えないといけませんが(ゴムシートでも貼っておくか)。

 まだハンドルやシートの高さなどのベストポジションは得られていませんが、この辺りは追々探すとして早くあちこちに行ってみたいのですが、残念ながら関西は明日から台風の影響を受けるようで、数日先のお楽しみになりそうです。