8000Gシリーズの内蔵GPUを無効にしたRyzen7 8700FとRyzen5 8400Fが発売されました。スペックは以前にエントリしたとおりですが、価格は初物価格なのか、8700Fが49,800円、8400Fが32,800円とAMDが示した想定価格(ただしドル建て)のUS＄269/US＄169よりはかなりお高い価格になっています。
ベンチマークも既にレビューで発表されていますが、Ryzen7 7700よりはブーストクロックが低めなため最大パフォーマンスが低くなっているのは予想通りでしたが、L3キャッシュ容量が半分なためか、クリエイティブ系のアプリや一部のゲームでは6コアのRyze5 7600を下回る事もあるようです。現状は内蔵NPUに対応するAIアプリは一つもないですし、PCIeが4.0までの対応である事もあって、この価格では購入する意味は無さそうですが、多分すぐに価格は下がってくると思います。とはいえNPUへのアプリの対応が進まないと購入対象にはなりえないでしょうね。MicrosoftからCopilot+ PCの発表もありましたので将来的にはPCにNPUは必須になるでしょうけど、次期製品に期待をこめつつ様子見という事になりそうです。
なお下位の8400FはNPUが搭載されていませんが、消費電力が大幅に低いらしく、価格が大幅に下がればAM5環境のエントリCPUとしては価値がありそうです。
