Ryzen 5 5600Xの動作クロックについて

 新たに購入したCPUのRyzen 5 5600Xの動作クロックですが、仕様ではベースクロック:3.7GHzでブーストクロックは最大4.6GHzとなっています。実際負荷がかかっていない状態では3.7GHzで動作しているようです。が、以前使っていた8350-FXもベースクロック4GHzでしたが、負荷がかかっていなければ、1.4GHzまでクロックは下がっていました。5600Xももっとクロックを下げれないのかと思い、試しに電源プランを「省電力」に変更したところ、あっさり1.74GHzに下がりました。それに伴い、各センサーの温度も全体的に下がりました。具体的にはCPU、M/B、SouthBridge(X570chip)、NVMe SSDの温度がそれぞれ約5℃ほど低下しており、HDDとG/Bには変化はありませんでしたが、冷却ファンの回転数もかなり下がりネットを見る程度ではほぼ無音に近い状態になりました。なお、電源プランを「省電力」に設定すると、Windowsの電源とスリープの設定にあるパフォーマンスとエネルギーのスライダー(以下の画像の赤枠)が消えます。ひょっとすると電源プランが「バランス」の設定のままここを弄った方が良いのかも知れませんが。

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 これによるパフォーマンス低下があるのかないのかですが、今はベンチマークテストをほとんどインストールしていないので何とも言えませんが、CrystalDiskMarkではSSDのパフォーマンスは明確に下がっていましたが、これも以前の環境から比べると相当早くなっているので、多少下がったところで実感できません。今のところゲームはするつもりは無いのと、この静音環境に慣れると元に戻れないので、しばらくこのまま使ってみることにします。
【追記】電源プランが「バランス」の状態でスライダーを左端にスライドさせてみたところ、動作クロックは3.31GHzになりました。電源プランを「省電力」にした方がはるかに効果は大きいようです。