一頃、Appleが旧製品のiPhoneの速度を意図的に遅くしていたと批判がありましたが、そのリミッターをiOS 11.3で解除しました。厳密には解除した分けではなくバッテリーの状態を監視して、過負荷によるシャットダウンがあった場合にはリミッターが自動的に発動するのですが、そのリミッターをユーザーの責任で解除もできるようになっています。私のiPhone 6sはバッテリー不良で2016年の年末にバッテリー交換を行っており、バッテリの状態も本来の容量の90%は維持されている状態で、最大のパフォーマンスで動作するようになっています。
この違いはかなり大きくて、Pokémon GOではその違いを如実に実感できますが、それ以外の通常の操作でも引っかかりがなくなりました。ただ、その代償としてバッテリが持たなくなったのも実感しています。残念ながらユーザーがリミッター解除はできますが、任意にリミッターをかける事はできません。こまめに充電するしか無いようです。なお、2018年12月31日までの期間、iPhone 6以降のモデルはApple Care+に加入していなくても3,200円でバッテリ交換が行えます(詳細はこちら)お手持ちのiPhoneのバッテリ状態を確認して、バッテリ残量が少なくなっていて、ピークパフォーマンスで動作していない端末をお持ちの場合、お近くのApple Storeに問い合わせてみる事をお勧めします。もちろん、ピークパフォーマンスで動作していてもいずれバッテリは劣化するので、最新機種のユーザーでも2018年12月ギリギリで交換するという手もありかと思います。2018年12月だと私のiPhone Xも購入後1年以上になるので、その時点でのバッテリの状態を見て判断したいと思います。
ところで、そのiPhone 6sですが、当初テザリングで運用しようと思っていたのですが、せっかくだから色々と試してみようと思ってSIMを買ってみました。最初に購入したのはb-mobileのデータ通信専用のプリペイドSIMです。通話の必要はないので、データ通信専用で良いと思っていたのですが、実際に使用してみると、同じドコモ回線とは思えないほど劇的に遅かったです。それに1カ月約3,000円とキャリア契約するよりはお安いですが結構なお値段です。そういう分けで、1か月分使い切った時点で更新しませんでした。次に入手したのが、mineoのau回線のSIMです。mineoはau回線とdocomo回線から選択できますが、確か元々はauのMVNOだったという記憶があり、サービスや速度の点でau回線の方が良いのではないかという事と、docomo回線の端末のSIMロック解除時に別キャリアのSIMが必要という事もあってau回線のSIMを入手しました。実際には昨年の11月に申し込んでおり、その際のキャンペーンで1年間音声通話とデータ通信1G/月で月額510円(税別)で契約しております。iPhone XのSIMロック解除作業時にもこのSIMを使いました。ただ、iPhone 6sは通常のauプラン(Aプラン)のnano SIMで利用できるのですが、iPhone Xはau VOLTE対応SIMでないと通信がでないとの事でした。SIMロック解除のアクティベーションは走ったので、SIMアンロックは成功していると思いますが「しまった」と思いましたが後の祭りでした(^^;; その後の利用でもdocomo回線よりは少し遅い感じですが、通常の使用では遜色がなく満足しています。mineoは途中解約の違約金も発生しないのでお勧めですが、頻繁にキャンペーンがあるので、急がないならキャンペーンのタイミングで加入すると良いでしょう。