バックアップできない不具合の原因が判明

 iPadを使い始めてしばらく経った頃から、iTunesのバックアップに失敗するようになりました。ネットで調べてみるとiOS 10.3.3でバックアップが取れなくなる不具合があるという記事がヒットし、私もそれに該当しているのだろうと思っていました。がiOS 11が9月20日に配布されるというので、バックアップが取れていないのはまずいので、一度iPadを初期化してみました。またiTunesiOS 11に対応したバージョンがリリースされましたので、アップデートしました。
  
 iPad初期化後は無事にバックアップが成功し、アプリ類をセットアップして行くうちに、またバックアップが取れなくなりました。これは何等かの設定か、それともアプリに起因する不具合だと認識できましたので、まずはどのアプリが原因かと調べてみたところ、何と楽譜を表示するpiaScoreが原因と判明しました。いや、正確にはpiaScoreで使用する楽譜のiPadへの転送にiTunesの「ファイル共有」を使っているとバックアップが取れなくなるようです。他のアプリでファイル共有を利用している場合もバックアップが取れない可能性は残っていますが、piaScore以外でファイル共有を使っているアプリが無いのでそこの判別は出来ません。共有している楽譜を削除すればバックアップは取れますので、どうしてもバックアップをする必要がある場合はそれで対処できますが、ファイル共有から楽譜を削除するとiPad上の楽譜も削除されてしまい、それまで書き込んだ指揮者の注意事項なども消えてしまいます。piaScoreのアップデートで修正されるか、あるいはiOS 11で改善するか分かりませんが、改善されるまでは当面iPad上で楽譜に書き込みはしないようにするか、別の方法(Google Drive経由など)で楽譜をiPadに転送するような運用をする事になりそうです。なお、piaScoreのiTunesストアのレビューにはこの不具合を書き込んでおきました。