演奏会終わって

 昨日の演奏会は大成功でした。来場者も事前の朝日新聞効果などもあってか、ステージ上から見ると空席は10%程度。アンケート回収数は末広がりx3の888件という事で、そこから類推すると1200人近くはお越しいただいていたと思われます。ご来場くださいました方々、ありがとうございました。なおステージドリルのためオーケストラピット部分を潰してステージとしたため会場の定員は1,300名だったとの事でした。
 現役の東京六大学の合同演奏会は3部構成で、演奏、ドリル、演奏となっているのですが、彼らはドリルは演奏メンバーとは別のメンバーが行います。が、私たちは演奏もドリルも同じメンバーで行うため、3部構成は無理があり2部構成の演奏会となりました。また演奏メンバーもドリルの袖で一緒に吹いてドリルメンバーの演奏を補強する形となり、演奏会中ほとんど演奏し続けるという過酷なものでしたが、それでも練習に比べれば本番ははるかに時間は短く、練習ほど唇は疲弊する事もなくあっという間に過ぎてしまいました。
 私は中学生の頃からこの演奏会のオープニング曲の「シンフォニア・ノビリッシマ」が演奏したかったのですが、この歳になるまで演奏する機会がなく。もう一曲どうしても演奏したかった「アルメニアンダンス パートI」は一昨年演奏したので「シンフォニア・ノビリッシマ」が演奏できればもういつ死んでも良いという事だったのですが、それが演奏できるという事で釣られて加入しました。加入時点ではほかに加入している楽団もあるので、この演奏会が終わったら退団するつもりでいましたが、練習を重ねるごとに皆の成長が著しく、メンバーも六大学の気心が知れた人たちばかりだったので本当に楽しく、退団するべきかどうかという迷いもあったのですが、3つの楽団で並行して活動するのは無理があるので、先に加入していた楽団を優先するという当初の考え通り退団の申告をいたしました。
 今日の午前中はfacebookへの退団の投稿やその投稿に対するコメントへの返答、トランペットパートのメンバーへの感謝のメッセージなどで時間を費やしました。心残りもありますが、東京六大学応援団吹奏楽部という絆でつながっていますので、また会い、酒を飲み、一緒に演奏する機会もまだまだあります。本当に良い仲間たち(敢えて後輩とか先輩とかは言わない)に巡り合う機会を与えてくれた吹奏楽には感謝しています。もしこのブログをご覧の方で吹奏楽をやっていて自ら大学を目指している方がいれば、是非東京六大学へ、そして応援団吹奏楽部に入団してください。あるいはそういうお子さんをお持ちの親御さんであれば、是氏ご子息、ご令嬢に東京六大学を目指すよう、そしてめでたく入学出来たら応援団吹奏楽部への入団を薦めていただきたいと思います。