Fitbit Charge HR感想

 以前にこちらの記事でFitbit Charge HRを購入したと書きました。その後約2か月経過しましたので、この時点での感想を書いておこうと思います。
 1月28日から一週間ほどはUPバンドと両方装着しておりました。歩数計としてはどちらも性能的にはほぼ同等です。若干UPの方が歩数が多く計測される傾向がありましたが、Charge HRの方が多くカウントされる日も皆無ではなく、多分センサーの特性の違いよるものでしょう。睡眠状態の記録はUPは手動で睡眠モードに切り替える必要がありますが、Charge HRは自動で睡眠状態かどうかを判別しますので、うっかり寝落ちしても睡眠を記録してくれます。というか、安静にしていると睡眠していると誤検知する事もあります。実際、ソウルでミュージカルを見ている最中が睡眠状態で記録されていました。まぁ、実際朝早く起床したので、観覧中にちょっとうとうとした事もありましたが、それよりは長い時間が睡眠として記録されていました。クラシックコンサートなどでも、誤検知する可能性はあります。で、それよりも何よりも睡眠の記録に関して大きな問題があります。以下は装着初日の睡眠状態のグラフです(左:Charge HR / 右:UP)。

Charge HRのログは何じゃこりゃぁ〜!?というほど簡素なログです。ただしこれは睡眠中のセンサーの状態(睡眠感度)を"Normal"から"Sensitive"に変更する事で改善(?)できます。以下翌日"Sensitive"に変更したログです(左:Charge HR / 右:UP)。

ただ、Sensitiveにすると別の問題が発生します。睡眠時間のうちFitbitのアプリは"目覚めた状態/寝返りを繰り返す状態"を睡眠時間に含めないのです。そのため"Sensitive"な状態にするとトータルの睡眠時間が極端に少なくなってしまいます。"目覚めた状態"は睡眠時間に含めないのは良いとして"寝返りを繰り返す状態"はレム睡眠だと思いますが、一般的にレム睡眠も睡眠時間に含めるべきでしょう。しばらくセンサーを"Sensitive"に使っていましたが、この件と後述する理由により、今は"Normal"に戻しました。
 食品データベースはUPよりはるかに優れています。UPだと結構有名メーカーのドリンクやビールなども自分で登録しないといけませんが、Fitbitアプリはその点は楽ができます。類似の食事の登録で済ませて良いなら、ほとんど自分でデータ登録をする必要が無いほどです。またUPでは非活動状態(睡眠中など)のカロリー消費計算がなされませんでしたが、Fitbitアプリではその計算もしてくれますので、信頼性は高いでしょう。
 UPに無い(最近のUP3は搭載しているようですが)心拍数センサーですが、皮膚の上から緑色のライトで計測しているのですが、ちゃんと測れるとはあまり思っていませんでしたが、安静時はWithingsのSmart Blood Pressure Monitorで計測したのとほぼ同じ拍数を表示しますので、意外と正しい数値を計測しているのかも知れません。この心拍数を利用して脂肪燃焼の度合いも検出しているようで"アクティブな時間"という項目もあります。ちなみにFitbitアプリはエクセサイズのモードもあり、そのモードにすると歩いた(あるいは走った)経路をGPSで記録してくれたりします。これはiPhoneアプリだけでも機能するので、Charge HRなどFitbit製品を持っていなくても楽しめます。
 バッテリ駆動時間ですが、4日〜5日という事ですが、私の場合はほぼ4日しか持ちませんでした。が、最近クイックビュー(腕をひねるなどで液晶画面を表示させる機能)をオフにし睡眠感度を"Normal"にする事で5日間に伸ばすことができました。個人的には一週間持ってほしいところです。UPは7日間、UP24は2週間バッテリが持ったのに比べて劣りますが、前の2製品は心拍数センサーも液晶画面も搭載していないのでそれらと比べると酷ではありますが、液晶画面を完全にオフにするなどして1週間充電不要になってくれると嬉しいのですが。
 その他、これは私に限った事かもしれませんが、私は若干金属アレルギーがあり、Charge HRのバンドの留め金で皮膚に炎症が起きてしまいました。そのため最初の1か月は左腕、右腕交互に装着したりしていました。今は慣れてきたのか炎症も収まりましたが、まだ時々痒くなります。金属の部分が接する場所以外も炎症が起きており、バンドの材質が私の体には合っていないようです。
 まぁ色々と不満はありますが、新しい要素の心拍数センサーは結構面白く(例えばトランペットを吹いている間は基本的に心拍数が高くなっているなどが分かって)、また自動で睡眠状態を検知してくれるのはありがたいです。値段が値段なので2年くらいは壊れずにちゃんと動いて欲しいところですが、Fitbitには日本未発売でバッテリが7日間持つSurgeという製品もありますので、これが日本市場に投入されるたら乗り換えてしまうかも知れません(^^;;