Nゲージのカプラー(連結器)というと昔は万国共通のアーノルドカプラーでした。世界中どこの国で作られた製品でも線路幅9mmのレールに乗っかれば全て繋がって走らす事ができる!世界はひとつ!人類皆兄弟!!というはずだったのですが、最近はメーカー毎にそれぞれ独自の製品を開発して搭載していたりするので、そのままだと連結出来ない製品も多いのです。まぁいわゆる囲い込みですね。それにアーノルドカプラーは実物の連結器とは似ても似つかない形状でリアルさは全くありませんので。ですので、40年前の当時から実物の形状に近く、自動連結・解放(切り離し)が可能なケーディーカプラーなんて物もありました。
さて、その連結器ですが電車や気動車のセット製品は車間が短くなるような伸縮式のカプラーが搭載されている物も多く非常にリアルなのですが、客車や貨車はどうしてもアーノルドカプラーのままの製品が多くリアルさに欠けます。これを解消するのが標題の車間短縮ナックルカプラーです。自動解放はおろか自動連結も出来なくなりますが、その分車間はぐっと狭くなりリアルさが増します。手持ちのマイクロエース製のタンク車セットやKATO製のセキ3000(石炭積載車)セット、伯備線石灰輸送貨物列車セットなどのセット物には装着しています。昨日、コンテナ車のコキの10両編成にも装着しました。写真の様に車間が約半分に短縮されます。
写真の奥が標準のアーノルドカプラーどうしの連結、手前が車間短縮ナックルカプラーに換装したものです。これでも、手持ちのユニトラックのR282の曲線は余裕で走れます。