2014 XIA The Best Ballad SPRING TOUR CONCERT IN JAPAN

XIA ソロコンサートのテープ

 今週火、水、木曜日と標題のジュンスのソロコンサートを観覧しました。昨年末ソウルで行われた「2013 XIA Ballad & Musical Concrt with Orchestra」(このライブの感想はこちら)の日本版という感じです。ソウルのライブの感想は、ジュンスの魅力の一つのダンスをあえて封印してのステージですが、もう一つの歌唱力、表現力で十分楽しめるステージでしたが、今回も彼の魅力炸裂がしたステージでした。特にMCが日本語なので、ソウルのコンサートにさらに楽しさがプラスされた感じでした。
 まずステージセットですが、ソウルと同じく花道やバックステージはなくメインステージのみです。メインステージ背後は全面スクリーン。ステージの左右にはサブスクリーンが配置されるいつものパターンです。メインステージ中央にはせり台があり、スクリーンの方からそこに向けて斜めのS字の通路がありそれによってステージは左右に分割され、向かって左側にはドラム、キーボード、エレキギター、ベース、パーカッション、コーラスが、右側にはバイオリン、ビオラ、チェロ、トランペット、トロンボーン、ホルンのいわゆるアコースティック楽器が配置されました。指揮者もバイオリンの前に陣取っていました。今回はコーラス以外は日本人という事ですが、目についたのはホルン奏者が女性だった事です。
 セットリストは記憶をたどってますので後でアップしますが、前半がミュージカル曲でエリザベートモーツァルトから数曲。4曲目にモーツァルトで共演した女優さん(チョン・ソナさん)が登場しデュエットでした。その後ソナさんが、宇多田ヒカルのFirst Loveを日本語で披露。初日はちょっと日本語が変なところもありましたが、その歌唱力はさすがです。ただ、彼女の発声はクラシック歌手らしくない感じですが。でFirst Loveの後のMCでまるで別人かと思うようなかわいらしい声で、そのギャップに会場は騒然としていました。その次にミュージカルWICKEDの曲を披露。こちらもMCからは想像できない迫力ある歌で、素晴らしいステージでした。その後はジュンスのバラードステージになり、韓国語の曲、日本語の曲と続きました。UNCOMITTEDは以前の横浜や年末のソウルのバラードコンサートではジュンスの歌にシンクロする球体の映像が背後のメインステージに映し出されましたが、今回は薄く透ける布状のスクリーンに宇宙に映像を投影し、高く上がったせり台の上に乗ったジュンスが宇宙空間で歌っているような演出で、映像の緻密さもあってかかなり幻想的でした。そして初日驚いたのが先日も書いた5人の時の曲のメドレーです。Begin、Stand by U、Sky、Heart Mind and Soul、Love in the Ice、Proud、明日は来るから、の7曲のメドレー。本当に不意打ちという感じで、しかも聴きながら5人の時のステージが思い出されて、こみあげてくる感情を何とか抑えていましたが、すすり泣く声が周囲から聴こえ、歌い終わってジュンスが泣いていたのを見て、私も我慢できなくなってしまいました。まぁ、さすがに二日目、三日目はジュンスも泣く事も無く私も大丈夫でしたが、やはり周囲ではハンカチで涙を拭う姿が多数見られました。しかし、今聴いてもあの頃の歌は本当に良い歌が多かったですね。MCでジュンスが「ある時から歌詞の意味を重要視するようになった」と言っていましたが、この7曲はそういった意味では本当に良い歌詞の曲たちだったと思います。
 さて、ジュンスタイム(ジニータイム)ですが、3日間で合計10のファンからの要望に応えました。初日が、1.アナと雪の女王のLet it goを日本語で歌う、2.Rainy Nightを歌う、3.ユチョンの似顔絵、の3つ。Let it goは良かったですよ。韓国語でも歌った事が無いと言っていましたが、見事でした。途中から25才のキーボードさんが伴奏で入ってきてそれもまたgoodでした!ユチョンの似顔絵には何故かオデコにサッカーコートがかかれていて、サッカーができるほどオデコが広いという事を表現していたようです。ただ、自分の歌だったRainy Nightを忘れていたのにはちょっとガッカリでした。5人のソロ曲の中で私が最も好きな曲だったし、バラードコンサートで披露されてもおかしくない曲だと思うのですけどね(ま、版権の関係で歌えないのでしょうけど)。2日目は1.Intoxicationのダンスを踊る、2.早口言葉、3.好きな曲のダンスと最後に片手倒立、の3つ。Intoxicationの曲がすぐに会場に流れたのにはジュンスもびっくりしていました。音響さんグッジョブ!でした。早口言葉のリクエストはイマイチでしたが、昔覚えた生麦生米・・・と隣の客は・・・は完璧言えていてビックリしました。3.はTarantallegraのダンスの後に片手倒立を見事に決め拍手喝采でした。このTarantallegraも今回のセットリストにはありませんが、ちゃんと音源がありました。音響さんもジニータイムに備えてるんでしょうかね? 3日目は特別に4つのお願いに応えました。1.あれ?何の歌だったっけ?ともかく韓国語歌です、2.キヨミ、3.ホイットニーヒューストンのThe Greatest Love of Allを歌う、4.ギャグ。個人的にはキヨミはもういいかなという感じですが。ギャグは5人の頃に福岡のライブでユチョン、チャンミンと3人でやった能(?)ギャグで「なかずばなるまい・・・タイタイ・・・」とおまけで「卵の黄身も好きだけど、君も好きー」でした。懐かしー!!
 アンコールパートはお待ちかねのダンスステージ。Trun it Upで始まり、バラードのIncredibleの後、ステージ背後から登場しS字の通路を駆け下りてメインステージでIncrebibleのパフォーマンスに会場もノリノリ。ダンサーさんが霞むほどのキレのあるダンスは健在で、ミュージカル終わった後2か月踊っていなかった言っていましたが、そんな事は全く感じさせないパフォーマンスでした。
 さて、ステージが終わった後「2014 Coming JYJ」の映像が会場に流れ、一部ではJYJのコンサートがあるという話が出ていたようですが、初日終了後の宴会で聞いたところによると、コンサートは決まっていなくアルバムがリリースされるとの事。しかし、あそこで告知があったという事は、日本でアルバムがリリースされるのでしょうか?ちゃんとオリコンに載るアルバムがリリースされるなら、それはそれで意味のある事です。ま、3人のコンサートとなると、ユチョンが踊れるかという不安もあります。が、久しくユチョンの歌も聴いていないし・・・。彼のちょっといやらしい歌い方、好きなんですよね。聴きたいな。
 私は今回のコンサートは初日と最終日は仕事の関係で途中からの観覧でした。初日は2曲目の最後に着席。3日目は席に着いたら丁度ソナさんが登場する場面でした。最初から観れたのは2日目だけでしたが、オープニングの映像は青いランボルギーニで疾走するジュンスの映像で、ソウルのバラードコンサートと同じものでしたね。二日目、三日目はアリーナ席で、いずれもジュンスがトロッコですぐ横を通ってゆきました。近くで見ると汗が多くて、本人も言っていた通り少しトレーニング不足だったのかなとは思いましたが、久々に近くでジュンスの姿が観れました。特に二日目はBブロックの右側でステージからも近く、しかもジュンスは右側を向いて立つ癖があるので、顔が良く見えました。次は5月24日の大阪城ホール最終日。スタンドのかなり後ろの方の席ですが、とても楽しみです。