2014 JYJ Japan Dome Tour 〜一期一会〜 東京ドーム公演

今回はスティックライト買えました

 平日開催のライブは仕事などもあり、なかなかリアルタイムでのアップデートは難しいです。3日後のアップデートになってしまいました。
 日本での3人のライブは2013年4月以来。私的にはその後は今年の8月にソウルで開催されたアジアツアーの初日、そして10月の江南韓流フェスティバルで3人のステージは観ていますが、それ以来という事になりますかね。日本に3人で来たのは1年8カ月ぶりで、国内でCDなどの発売も無かったにも関わらず、相変わらずの人気で東京ドームは2日間ともほぼ満席でした。私たちの初日の席はバックネット裏とはいえ、4階席。ただ、初日全体を俯瞰するには絶好の場所でした。二日目はステージサイドのライト側のポールのすぐ近くのスタンド席の前から2列目でしたが、1列目が空席だったので視界を遮るものはありませんでした。ただ、メインステージはほぼ右横なので、スクリーンはちょっと見難い状況ではありましたが。
 会場のステージセットはメインステージとセンターステージ、そしてそれを結ぶ花道、センタステージから左右に伸びる花道があり、その突端にはサブステージがあるドームでは標準的な配置。メインステージ上には中央と左右にそれぞれスクリーンがあり、その横に少しスタンドに向いてさらにサブスクリーンが配置されていました。メインステージ上は奥が高くなっており、その前に3人が乗れる大きなリフトがありました。またステージ下から出てくる(ステージ下に入ってゆく)せり台もメインステージには用意されていました。センターステージは一部ガラス張りのようになっていましたが、この部分がリフトアップし、観客の上を通ってバックステージになる移動式のステージとなっていました。なお、今回のステージでは生バンドは無く、いわゆるカラオケ公演だったのは非常に残念でした。

 セットリストはこちらにまとめました。今回は最新のアルバム以外の曲は色々とアレンジされていたり、またアレンジはされていない曲でも、伴奏が全く作り直されていたりして、音楽的に楽しませてくれました。例えばIn Heavenの伴奏はピアノの演奏だけで構成されていたり、メンバーソロ曲もアコースティックギターがメインになっている曲もあるなど、全般的にエレキ系では無い楽器による伴奏曲が目立ちましたが、そこまでするなら、ピアニストやギタリストを手配して生で演奏して欲しかったなぁとも思ったりしましたが。しかし、録音とはいえギターやピアノの伴奏にのっての3人の歌声、ハーモニーの素晴らしさは、やはりJYjならではです。また、ジュンスのダンスの素晴らしさは相変わらずですが、ほとんど音楽活動していないユチョンもダンス曲が少ないとはいえよく体が動いていて、これにはちょっとびっくりしました。5人の時代でも彼が肩より高く腕を上げているのはあまり見た事がなかったような・・・というのは言いすぎですが、良く動いていたように思われます。とは言え3人の中ではジュンスの動きのキレの良さは段違いで、2日目はValentineのダンスの目の前で見ましたが、そのパフォーマンスは圧巻でした。ところで、そのユチョンですが、人気が凄かったです。まぁ考えてみると、3人の中ではドラマに出ているため日本でも一番テレビで目にする機会が多いわけですよね。にも関わらずライブ等で日本に来る機会は無かったわけですから、実はファンが一番多くて、でも実物は観れないという事でファンは飢餓状態になっていたのかも知れません。それが今回のユチョンに対する声援の多さになっていたのではないかと思います。
 さてMCですが、やはり日本語で話してくれると良いですね。韓国やその他の国でのMCは韓国語なので、韓国語さ〜っぱりの私には苦痛な時間でしかありませんが、今回は楽しい時間でした。初日ジェジュンが最初のMCで「歳をとってシンドイ」的な話をしていましたが、二日目最後のMCでは「まだまだ行ける」と発言。2日間の公演を無事こなした事で自信が付いたのでしょうね。バックステージでのMCは二日間とも年代別に声を出すというものでしたが、初日はジェジュンが十代と二十代をまとめてやろうとしたところ、ジュンスが別々に声を欲しいと言い張って、十代から順に始まりました。逆にジュンスは四十代以上に興味は無いらしく「声に勢いがないから四十代以上はまとめて」などと失礼な発言をしよりましたが、そこはジェジュンが気遣って「僕の一番上の姉は50歳だけど元気だよ」という事で、四十代、五十代を分けて声出し。しかも五十代の声が大きかったので、ジュンスもユチョンもビックリしていました。で最後はお決まりの男性だけで(^^;; このバックステージでのMCでは、初日には名古屋が無くて残念だという話になりましたが、ジュンスが「ひつまぶしが食べれなくて残念です」などとうっかり発言をしたものだから、お兄さん二人に「まず、名古屋のファンに会えなくて残念だ、でしょ」と突っ込まれて、ドギマギして困った顔をするジュンスをユチョンがニヤニヤしながら見ている表情が昔と変わらない感じで懐かしさを覚えました。また二日目は新曲の前のMCでジュンスが「残念ですが次が最後の曲ですって嘘だってしってますか?」と。続けて「昨日も来た人は居ますか?」と聞くと大半の人が手を挙げたのを見て「なんで続けて観に来ますかぁ?」と質問をするのですが、そんなこと訊くのは野暮でしょ?と思う分けです。まぁジュンスとしては、同じステージを何度も続けて見に来るのは不思議なのかも知れませんが、そう思う事自体、女心がわかってないって事なのかなぁなんてね。しかし、3人の日本語の会話があまりに自然でビックリでした。ジェジュンは本当に日本語が上手いです。まぁ難しい事を言おうとしてうまく話が続けられなくなる事もありますが、ああいった気持ちの部分を的確に表現するのは日本人でも難しいですからね。ユチョンも日本に来ることも無く、日本語の仕事もしていないのに、しっかりした日本語を話していました。まぁ言っている事は簡単な内容なのですが、全く破綻がないスピーチでした。また話終わったあと深々とお辞儀をするシーンが礼儀正しくとても好感が持てました。私が握手しに行ったら魂が抜けていた人と同じ人物とても思えません。まぁ大人になったのでしょうね。ジュンスは相変わらず脊椎反射でしゃべっている感じですが、二日目には調子が出て来て、おやじギャグも炸裂させていました。「登れない山は青山、じゅんじゅわー」「卵の黄身も好きだけど、君も好きーーーー、じゅんじゅわー」と。そして自分もギャグをやったので他の人にもギャグを強要してました。ユチョンには赤ちゃん言葉を要求してジュンスと赤ちゃん言葉で会話を少し。ジェジュンには「醤油こと」を言わせようとしてましたが、ジェジュンが「絶対やらねー」「醤油もないし」と結局何もせずじまい。でも「日本のギャグを勉強しなきゃ」とも言っていたので、大阪や福岡では何かやってくれるかも知れません。福岡では「タイタイ」が見たいですけど、覚えてるかなぁ?
 さて、この公演ではダブルアンコールでBeginが歌われました。ジュンスのソロコンサートに続いての涙腺を刺激するステージでしたが、実はその前のライオンハートでも私はちょっとやられていました。あの「僕らの音楽」の歌はどれも素晴らしく、5人の実力を120%発揮した番組でした。今でも録画を時々見ています。初日にバックステージに等間隔に立つ3人姿をスタンドから見て、その影がそこには本来居ないはずの2人の姿に見えて、そして2人の声も聴こえるようで・・・。そんな後にBeginですからね。こっちも本当にやばかったです。そのBeginでは初日はユチョンが涙を流してましたが、ジェジュンも自分が歌っていない時は後ろを向いていたので、ひょっとしたら涙していたのかも知れません。二日目は歌い終わってセンターステージでの挨拶中にジェジュンが号泣でしたし、ユチョンも目の周りが濡れていました。ステージの成功に安堵したのか、それともBeginを歌った事で過去からの記憶の何かに感極まったのか・・・真相はわかりませんが、ジェジュンの言葉と同じく、私たちにも忘れられない思い出となったステージでした。