今シーズンはここまで完全ドライのレースはバーレーンだけだったと思いますが、ここスペインでは抜けるような青空の下の予選となりました。ただ、予選自体はQ1でのマルドナドのクラッシュ、Q3でのベッテルのマシントラブルで2回の赤旗中断がありました。ここスペインでもメルセデスGPがまだまだ優勢を維持しており、Q3のタイムでは2番手のロズベルグと3番手のリカルドの間には1秒以上の差がつきました。ここカタローニャサーキットで速いマシンは低速のモナコやハンガロリンク、極端な高速サーキットのモンツァなどを除いてはどこでも速く走れるでしょうから、今シーズンの今後を占うにも絶好のサーキットですが、メルセデス以外はどこもまだドライブがし難そうな感じが残っています。
さて、Q1はクラッシュしたマルドナド以外はケータハム、マルシャの2台とザウバーのスーティルがノックアウトに。ここでは珍しく可夢偉が同僚に負けてしまいました。 前戦中国で不調だったマクラーレンもバトンはQ2をパスしましたが、マグヌッセン、ベルヌがQ2ではタイムを出しませんでした。
Q3では残り8分でベッテルのマシントラブルによる赤旗中断となりましたが、ハミルトン、ロズベルグのメルセデスGP勢の強さが際立ちました。ポールはハミルトン、2番手にロズベルグでフロントローはまたもメルセデスGPに。以下リカルド、ボッタス、グロージャン、ライコネン、アロンソ、バトン、マッサ、タイムを残せなかったベッテルまでがトップ10でした。
F1第5戦スペインGP決勝は日本時間の21:00から。BSでの放送は23:30からです。