まもなく決勝スタートです。予選Q3にアタック中のロズベルグのラインをブロックしたとして、ライコネンの3グリッド降格のペナルティが課されて10番グリッドからのスターととなります。その結果バトン、スーティル、ペレスがそれぞれ一つずつグリッドが繰り上がってのスタートとなります。現在現地は雨天のようです。全車インターを履いてのコースインです。
ベッテルがトップをキープ。2番手からのマッサは5位までポジションダウン。ベッテル以下は、アロンソ、ウェバー、ハミルトンの順でオープニングラップを終えています。2周目、アロンソはフロントウィング脱落でリタイヤ。この結果、ベッテル、ウェバーのレッドブル1-2体制。以下、ハミルトン、バトン、ロズベルグ、マッサと続いてゆきます。3周目にロズベルグがバトンをかわし前のハミルトンを追いかけます。5周経過した時点でベッテルがピットインしミディアムタイヤに換装。次の周には中断から下位の多くのチームがミディアム、あるいはハードに換装しますが、上位陣はインターのままレースを続けます。7周を経過してほとんどのチームがピットインしてインターを捨てますが、ロズベルグのみインターで走り続けていますが、そのロズベルグも翌周にはミディアムに換装しました。
全チームがインターミディエイトから換装を終え、10周目時点のラップリーダーはウェバー。以下ベッテル、ハミルトン、ロズベルグ、バトン、ヒュルケンベルグ、マッサ、ペレス、グロージャン、リカルドまでがトップ10。ちなみに、ウェバーはハードタイヤですがトップ10の他のマシンはミディアムタイヤを選択しています。ハミルトン、ロズベルグのメルセデス勢のペースが良く、前を行くレッドブル勢に追いすがります。5位のバトン以下とはこの時点で8秒以上の差ができています。
20周目にウェバーがピットインしてミディアムタイヤに換装し、5番手でコースに復帰。ベッテルはミディアムで既に15周走り続けています。次の週にはマッサとグロージャンが同時にピットイン。マッサはハードで、グロージャンはミディアムでコースに出ます。22周目にハミルトンがピットインしタイヤ交換。ミディアムからミディアムです。4番手でコースに復帰。23周目にベッテル、ロズベルグがピットイン。ベッテルはハードで、ロズベルグはミディアムでコースに戻ります。ベッテル2番手、ロズベルグ4番手でコースに戻り、タイヤ交換後の順位はウェバー、ベッテル、ハミルトン、ロズベルグ、バトン、マッサ、グロージャン、ヒュルケンベルグ、ライコネン、ペレスまでがトップ10。マッサからライコネンはかなりの接戦です。24周目にディレスがピットインし、リタイヤとなりました。
30周目にスーティルがリタイヤ。これでフォースインディアは店じまいです。31周目にハミルトンがピットインしてハードタイヤに換装しコースに5番手で戻りますが、彼のミディアムタイヤは10周も走っていません。さらに次の周にウェバー、ロズベルグが同時にピットイン。どちらもハードタイヤでコースインします。ベッテルが33周目にピットインしハードからハードでコースに復帰。
35周経過時点でウェバー、ハミルトン、ベッテル、ロズベルグ、マッサ、ペレス、グロージャン、ヒュルケンベルグ、ライコネン、グティエレスまでがトップ10。マッサ以外は皆ハードタイヤで走行しています。39周目にベッテルがハミルトンをパスして2番手に浮上。燃料が減ってきて上位陣は1分41秒台にはいるも、メルセデス勢は1分42秒台で周回。ハミルトンはまたもピットインして、ハードからミディアムに換装して4番手でコースに戻っています。やはりメルセデスのマシンは昨年同様タイヤに厳しいのか?次の周にはベッテル、ロズベルグがピットイン。どちらもハードからミディアムに交換してベッテルは2番手で、ロズベルグは4番手でコースに戻っています。ウェバーも次の周にピットイン。ハードからハードでトップをキープしています。しかし、一体何回タイヤ交換するんじゃ?46周目にベッテルがウェバーをパスしてトップに。気がつけばレッドブル勢とメルセデス勢の差は9秒近くになっており、レッドブルの2人での優勝争いという様相です。マッサが48周目にピットイン。8番手でコースに復帰します。
50周経過。残りは6周です。現在のラップリーダーはベッテル。以下ウェバー、ハミルトン、ロズベルグ、グロージャン、マッサ、ライコネン、ペレス、ヒュルケンベルグ、グティエレス。グロージャンとライコネンはハードタイヤでそれぞれ15周、16周走っています。55周目にバトンがピットイン。コースに戻る様子がありません。
ファイナルラップに突入。ベッテル、ウェバー、ハミルトン、ロズベルグ、マッサ、グロージャン、ライコネン、ヒュルケンベルグ、ペレス。ベルヌがトップ10を走行。レース終了。順位は先のまま各車チェッカーを受けます。さて、一体何回タイヤ交換したのでしょう?という感じのレースでした。
順位 | ドライバー | チーム |
---|---|---|
1 | S.ベッテル | レッドブル |
2 | M.ウェバー | レッドブル |
3 | L.ハミルトン | メルセデスGP |
4 | N.ロズベルグ | メルセデスGP |
5 | F.マッサ | フェラーリ |
6 | R.グロージャン | ロータス |
7 | K.ライコネン | ロータス |
8 | N.ヒュルケンベルグ | ザウバー |
9 | S.ペレス | マクラーレン |
10 | J.ベルヌ | トロ ロッソ |
11 | B.ボッタス | ウィリアムズ |
12 | E.グティエレス | ザウバー |
13 | J.ビアンキ | マルシャ |
14 | C.ピック | ケータハム |
15 | G.ヴァン・デル・ガルデ | ケータハム |
16 | M.チルトン | マルシャ |
【追記】昨晩の録画を見ておりました。ハミルトンがマクラーレンのピットに間違って入ってしまうというお茶目なシーンには思わず噴出してしまいました。終盤はチームメイト通しのバトルが続いていましたが、レッドブルはウェバー-ベッテルでのポジションキープの支持があったようで、それを無視したベッテルにチームからsilly come on!の無線が飛んだのにも笑いました。結局インターミディエイトの分も含めて各車4回のタイヤ交換だったようですね。次の中国GPは少し涼しいですが、タイヤも柔らか目の選択のようなので、またまたピットストップで忙しいレースになるかも知れません。