秋葉原には円安の影響が

 アベノミクスへの期待で市場は円安誘導されていますが、昨年あたりから秋葉原の輸入PCパーツにはその影響がでてきていましたが、ついにほぼ全領域にわたって円安影響が出だしたようです。以前この業界にも居たので分かっていますが、輸入代理店なども中小企業なので、為替の先物予約などはするはずもなく直物レートでの取引がほとんどなので、在庫がなくなれば新規入荷分からはもろに円安の影響を受けるわけです。しかしながらPCパーツのみならず輸入品はいずれ同じ道をたどるわけで、生活に大きく影響を及ぼすエネルギー関係も影響を受け、ガソリン、灯油の価格上昇からいずれは電気代も上昇するでしょうし、ハウス栽培の野菜や養殖の魚介類も影響をうけるでしょう。一方、サラリーマンの給料は年1回の昇給時期のみにしか増えませんし、この4月の昇給時期の時点で実体経済が上向く事など想像すらできませんし、当然夏のボーナスの支給額も増えないでしょう。ごく少数の輸出関連企業が一時的に潤うだけで、来年3月一杯までは生活がかなり苦しい事になるかも知れません。