大阪国際女子マラソン

福士 大阪国際を日本人トップでゴール

 モスクワの世界陸上の選考がかかったこのレースに、福士加代子が3度目の国内フルマラソンに挑戦。ゴール直前でトップは守れませんでしたが、選考タイムの2時間24分に限りなく近いタイムで日本人トップでゴール。過去2回、大阪で辛酸をなめていただけに、ゴール後に明るい笑顔を見れたのは、私としてもとても嬉しかったです。5km地点での給水失敗では渋井陽子から給水を分けてもらうというシーンは感動的でした。駅伝での福士の走りは後方からごぼう抜きで、しかも沿道に笑顔を振りまきながらのその走りと、走り終わってからの明るいトークがとても好きなのですが、国内のフルマラソンでついに結果を残せて本当に良かったです。またこのレースでは2回目のマラソンの渡邊裕子が2時間26分を切るタイムで3位に入る走りで健闘。今後が楽しみです。昨年11月の横浜国際女子マラソン那須川瑞穂が2時間26分台で総合2位、日本人トップでゴールしており、世界陸上へ行くためにはまずはこれと比較される事になるのですが、フラットな大阪の方がタイムが出て当然なのと、福士の場合トラックでもメダルが狙える素質があるだけに、マラソンで選ばれるかどうか・・・選考委員も悩ましいところでしょう。また残りの名古屋ウィメンズマラソンの結果も待つ必要がありますので、レースとその後の選考結果をワクワクしながら待ちたいと思います。