[TV}[スポーツ]大阪国際女子マラソン

 本日開催された標題のマラソン。先日、駅伝のラストランを行った赤羽選手の本当の意味での引退レース。彼女が優勝もし初の棄権という苦い経験も味わったこの大会を引退試合に持ってきたのは当然の事でしょう。ペースメーカーのいないこのレースはロードに出てからのいきなりのハイペースで8km過ぎで早々に天満屋の重友選手、ポーランドのヤジンスカ選手と赤羽の3人のみとなるレース。その後重友が脱落し赤羽とヤジンスカのマッチレース的な様相となりましたが、先頭争いの駆け引きには絡まず、後半強いガメラシュミルコ選手が30km過ぎに赤羽に追いつきその後トップのヤジンスカを二人で追いつき追い越し、何度か赤羽が引き離しにかかりましたが、結局振り切れず逆に36km過ぎで先に行かれてしまい、赤羽は2位のゴールとなりました。しかし、それでも2時間26分のタイムで日本人トップでゴール。そんな素晴らしい走りができるのに引退してしまうというのも残念というかもったいない話ではありますが。笑顔でゴールした彼女には悔いはなさそうでしたし有終の美を飾ったという事になるでしょう。しかし去っていくヒロインがいれば新しいヒロインの登場がこのレースではありました。佛教大学在学で来年はダイハツで競技をする事になっている前田彩里選手が、女子学生マラソン記録を5分も短縮する走りで4位でゴールしました。同じ佛教大学を卒上した西原加純に期待していましたが、ヤマダ電機なんかに入社してしまったため実力を伸ばせず苦しい走りをしていました。先日の都道府県対抗女子駅伝では前を追って積極的な走りでしたが、他の名門陸上チームのある企業に入社(入部)していたらもっと素晴らしい選手になっていただろうと思うと残念です。そういう意味では前田の将来には期待大です。