宝塚に移り住んで20数年。19年間の単身赴任生活という事もあって宝塚歌劇は一度も観に行った事がありませんでした。引っ越した当初「女が男役やるなんて」と言って観に行きたがらなかった妻も知らぬ間に友人と月1回ペースで宝塚を観に行くはまりようで、完全に取り残されておりましたが、本日やっと観に行く事ができました。
ちなみに宝塚歌劇の大劇場などは私の自宅周辺からはこんな感じで見えております。
お題目は「アナスタシア」でテレンス・マクナリー氏脚本でロシアのロマノフ朝最後の生き残りのアナスタシアを題材にしたミュージカルです。ミュージカル自体はまぁ普通のミュージカルでしたがそれが終わった後にラインダンスや大階段を背中に大きな羽を付けた出演者が下りてくると「ああ、宝塚だなぁ」と感激しました。ところで、私は宝塚歌劇の予備知識はなかったのですが、オーケストラピットがあってちゃんとオーケストラが演奏しているんですね。コロナになってから初めて生の演奏に接しました。いやぁ、やっぱ音楽って良いですね。面白かったのは、ミュージカル中の演奏は非常にお上品な演奏だったのですが、ラインダンスの後のカーテンコール?になると楽団の演奏が俄然活気を帯びてきた事です。抑えられていたものが爆発したような感じもありました。トランペットの人、上手かったです(プロだから当たり前でしょうけど)!
3月末からずっと在宅勤務でそのまま定年退職で宝塚の自宅に戻ってきて、刺激らしいものは高知県への旅行くらいでしたが、久々に感動しました。演者の皆さん、楽団の皆さん、ありがとうございました。