久々のiPadに関してのエントリですが、以前にUSB-PD対応の充電器を買ったとご報告しましたが、実際の充電時間がどの程度なのか、標準の充電器との比較を行ってみました。またUSB-PDで充電できるのが本当にApple純正ケーブルだけなのか?という疑問もあり、別途ケーブルを用意して試してみました。
No | 充電器 | ケーブル | 30%〜50% | 30%〜80% | 30%〜100% |
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1 | iPad Pro付属 | iPad Pro付属 | 45:52 | 1:56:24 | 2:46:58 |
2 | Anker PD30 | Apple純正USB-C-Lightningケーブル | 16:58 | 56:00 | 1:43:30 |
3 | Anker PD30 | ESR USB-C-Lightningケーブル | 43:26 | 1:54:42 | 2:41:11 |
4 | Anker PD30 | ESR USB-Cケーブル+USB-C-Lightning変換コネクタ | 43:27 | 1:53:41 | 2:37:29 |
まずiPad Pro付属の充電器とケーブルを使用するのに比べて、Anker PowerPort Speed 1 PD30とApple純正のUSB-C-Lightningケーブルを使う事で、30%から満充電になるまでの時間は1時間以上も短縮できる事が分かりました。これは無視できない時間です。充分投資に見合うという感じです。またApple純正以外のケーブルでUSB-PDによる充電が可能かどうかですが、少なくとも今回利用したケーブルでは実現できない事が分かりました。特にNo.3のケーブルはAmazonの商品説明には「急速充電」の文字もあったので期待していたのですが、USB-PDによる充電は出来ませんでした。No.2の組み合わせでは、15.4V/1.25A程度で充電されていたのに対し、No.3、No.4はそれぞで5.18V/2.28Aでの充電となっており、充電時の電圧/電流がNo.2と異なっており、むしろNo.1に近い値だったため、USB-PDでのコネクションが確立しなかったようです。いずれはApple純正ケーブルと同じようにUSB-PDで充電できるケーブルがサードパーティーから売り出されると思いますが、当面は多少高価でも確実に急速充電の恩恵に預かるためにはApple純正品を購入する事になります。