KATO製オロ30に室内灯を仕込む

 最近のNゲージ車両は簡単に室内灯が組み込めますが、KATOのごく初期の製品であるオハ31系のダブルルーフ客車は室内灯に対応していません。そのため加工して組み込んでみました。基本的な工作は例によって「Nゲージ蒸気機関車」サイトのこちらの記事を参考にしておりまして、オリジナリティはほとんどありません(笑) 違うところを書いておきますと、台車からの集電にはKATOのパーツの型番:29-953-1「EC用集電バネ6014」を使っています。また車両のウェイトの鉄板は5cmのところで切断し5cmの方を床下に配置しました。わざわざ切断したのは、元のままの長さでは集電部分の集電版の動きを損ない、集電ムラが発生すると思ったからです。またあえてオリジナル記事のように天井裏に配置しなかったのはやはり重心が高くなるのを嫌ったのと、ウェイトの鉄板に集電バネと室内灯のLEDへの通電板を押し付ける機能を持たせたかったためです。なおウェイトの鉄板は幅が広いのでそのままだと先の集電バネをショートさせてしまいますので、カプトンテープで絶縁しています。残った短い方のウェイトの鉄板はネタ記事どおり天井裏に貼り付けました。しかし、このオハ31系(というか昔の床板とボディが一体になった構造の車両)の分解は大変です。今回試しに行ったオロ30も妻面の貫通路部分にドライバーを突っ込んで屋根を押し上げて分解しましたが、その貫通路の上の部分を勢い余って割ってしまいました。まぁあまり目立ちませんしこれはテストケースなのそのまま組み立てましたが、いずれ50周年記念特別企画のオハ32000のセットにも同じ工作をする予定なので、その時に同じことをしてしまうとひどく落ち込む事になるので、何とかうまく分解する方法を見つけたいところです。雑巾絞り方というのもあるようですが、この機種は車長が短いためか、うまくゆきませんでした。
 で、室内灯を仕込んだ状態が以下の写真です。DCC通電の線路に乗せていますが、なぜかちょうど良い感じに薄暗く点灯しています。