2016ニューイヤー駅伝

 箱根駅伝とは違い、抜きつ抜かれつの白熱のデッドヒートでしたね。ホンダの設楽悠太の好走とそれを追う日清食品の村澤、トヨタ自動車の窪田、コニカミノルタの宇賀地の4区の戦いは見ごたえがありました。ホンダの5区は箱根駅伝優勝メンバーの服部だったのでそのままホンダが逃げ切るかと思いましたが、トヨタが逆転。またトヨタ自動車九州が5区で元祖山の神の今井正人の力走でジャンプアップしましたが、最終的に3位に入ったのは意外でした。村山兄弟の加入で優勝候補に上げられた旭化成は鎧坂の怪我と村山兄弟の不発で7位に沈みましたが、来年以降が楽しみです。
 ところで、このレース、2区でコニカミノルタのP.クイラ選手が沿道から飛び出してきたペットの犬につまづいて転倒してしまう事故が起こりました。

 1位のトヨタ自動車と2位のコニカミノルタは20秒差でゴールしましたが、この転倒の後、クイラ選手の走りは精彩を欠いたものとなったため、この事故が無ければコニカミノルタの優勝だった。実際のレースには駆け引きがありますので、この事故を以て優勝を逃したとは言い切れませんが、少なくとも来年以降、あるいは他のロード競技で二度とこのような事故が起きないよう、そしてせっかくの競技を台無しにしないよう、ペットを沿道に連れ出すのは控える、あるいは自分のペットの制御が出来ない飼い主はテレビで観戦するなど考えてもらいたいものです。