台北でのデータ通信

 先週の台北訪問では、MiFiなるモバイルルータをレンタルして利用しました。ソウルへ行くときは仁川空港でWibroのモバイルルーター「Egg」をレンタルするのですが、台湾には日本のWiMAXや韓国のWibroのような4Gの移動体通信がありませんので(いや、実は調べていないので本当はあるかも)、3Gでの通信となります。ソウルでは現地に付いて機材のレンタルを行っていましたが、今回は出発前にWebから予約し、羽田空港で機材を受け取り、帰国時に空港で返却する形でのレンタルとなりました。
 さて、レンタルはGLOBAL DATAのwebから行いました。トップページから渡航先のエリア->国を選択して簡単に申し込みが出来ます。ちなみに、以前は値段が高かったのですが、今はメジャーな地域のほとんどが日額680円になっており、WibroのWiFiルーターも680円/日でレンタルできるので、レンタルが困難な金浦空港経由で韓国へ行かれる方は、こちらでWibroルーターをレンタルして行かれても良いでしょう。なお、レンタル費用としては日額利用料に加えて受渡し手数料が525円(消費税込)がかかります。今回は2泊3日でしたので、680円 x 3日 + 525円 = 2,565円が3日間のレンタル費(=データ通信費用)でした。今回の旅行では私と妻のiPhoneとPCの計4台のデバイスで共有して利用しました。ドコモの携帯で海外パケ・ホーダイを利用すると日額〜2,980円となるので、データ通信費をはるかに安く抑える事ができました。ただ、データ通信用なので音声通話は別途費用が発生します。ま、妻と私の間だけならiPhoneSkypeを使ってVoIPで通話するという手はありますが。
 気になる利用可能エリアですが、台北市内で通信できなかった事はほとんどありませんでした。MRTの地下路線でもデータ通信できていましたし、GPSの位置データも地上であればiPhone本体のGPSでの測位を補足する形で概ね捕捉出来ていたと思われます。唯一繋がらなかったのは台北101の展望階でした。高すぎて電波が来てなかったようです。また、1度だけiPhoneからSafariでネットサーフィンしようとしたら、MiFiの管理ページに飛ばされるようになってしまった事がありましたが、これは製品付属の説明書に対処方法が掲載されており簡単に解決できました。バッテリ駆動時間は4時間と言われていましたが、4時間10分ほどで息絶えました。ただ、充電時間が短く45分ほどで満充電できていました。充電端子がmicroUSBなので、バッテリが切れてもeneloopモバイルチャージャーなどで充電しながら使う事が出来ます。特殊な電源プラグのため外出先でバッテリが切れたらおしまいのWibro Eggよりはバッテリ駆動時間が短いとはいえ、バッテリ駆動時間を延ばすすべがあるだけ良いと思います。なお、Eggがほんのり暖かくなるのに対してMiFiはかなり熱くなります。低温やけどするほどでは無いですが、発熱するという事は電池が無駄になっているわけで、デバイスとしては改善の余地はまだありそうです。