京セラドーム/ライブツアー最終日感想

京セラドーム プレミアシートゲート

 前日に準備万端整えて出社し午後が来るのを待つばかりと思っていたのですが、出社してメールを見るなり顧客からトラブルの報告が。しかも同じ仕事をしている同僚からは身内に不幸があって休むとの電話も。早番で8時に出社していたので、USのサポートが対応してくれると思いメールをするも、その後「月曜日の朝だからUSは日曜の夕方だ」と気づき、担当SEと相談した結果、夕方にUKが開くまで何もできないだろうという事で、午後の休暇が認められて無事大阪に飛び立つ事ができました。実際には翌日出社して分かったですが、USの深夜対応サポートが私が出発した直後に返事をして来ていて、彼がもう少し早く対応していたら私はこのライブを観れてなかっただろうなぁと自分の強運にちょっと驚きました。
 前置きはこの程度にしておいて、ライブの話に進みましょう。まずはステージですが、メインステージや花道・スクリーンなどはアリーナツアーと同じながら、バックネット方向にバックステージが追加されていました。ただ、アリーナツアーであったDuetでのワイヤーでの吊り下げや花道両端を支点に持ち上がるクレーンは京セラドームにはありませんでした。バックステージとの往復はトロッコで。またバックステージには一人ひとりを乗せて垂直に持ち上がるリフトがありました。メインステージ左右のスクリーンはかなり大きくとても見易かったですが、さらにそのサイドスクリーンの上は行き来できるようになっていました。また京セラドーム既設のスタンドに設置されている数枚のスクリーンもライブ中には使われて、メンバーを追った映像が映し出されていました。
 さて、18:15に会場が暗転し、いつものように浮かび上がる赤い光の海。今回私の席はプレミアムシートのP17エリアで、エリアとしてはさいたまと同じでしたが、左右に伸びる花道のステージに向かって左側突端のすぐ近くでした。この位置から見るとアリーナからドーム最上階に至るまで赤いスティックの光が煌めき、壮観な眺めでした。さいたまの時も凄いと思いましたが、さすがドームはスケールが違います。すかさずオープニング映像がスクリーンに映し出されますが、アリーナツアーとは全く違う完全にドーム公演用に作り直された映像でした。そしてオープニングのB.U.Tでチャンミンが登場すると会場のテンションは一気に最高潮に!と思いきや、次にユノがセンターステージに現れた時にはさらに大きな歓声が!いやぁ、関西のお姉さんたちはどれだけ元気なのかと驚きました。このオープニング以外にもいくつかの映像は完全に作り直されていて、このステージにかける制作サイドの意気込みが感じられました。
 ところで、会場に入った直後に観察していたのですが、2階スタンド席に数台のカメラはあるものの、天吊りカメラはないしクレーンカメラも見当たりませんでした。よって、DVD/Blu-rayになるのは京セラドームではなく東京ドームなのだなと思いました。が、むしろその方がメンバーも緊張することなくのびのびと歌って踊ってくれるのでは無いかと思いましたが、その予想どおり二人のダンスが大きい事!かなり気合が入っていると思いました。
 曲目はアリーナツアーの楽曲に加えてBreak Out!の後にウイーアー!が追加されて、さいたまで予習をした「ウィーアー・ティー」をすることになりました。またアンコールパートではバックステージでのSTILLの後、トロッコでメインステージに戻りつつSHINEが歌われました。SHINEは私の誕生日の9月19日発売だった曲で、勝手に自分のテーマ曲と思っているのですが、3rd Live Tourではメドレーの中でハーフコーラスが歌われただけでちょっとガッカリだったのですが、ここでフルコーラスで聴くことになるとは思いもよりませんでした。できればステージ上でサソリ反りが見たかったですけどね。時ヲ止メテの出だしも、Somebody to Loveの冒頭のハモりもばっちり決まって、歌は私が観た3回の公演の中では一番良かったと思います。ところで、Easy Mindのユノの肘ダンスですが、回を重ねるごとにコミカルさが増してきて、京セラドーム公演では変顔までして、だんだんアホさが増して来ていましたが、周囲のお姉さん方は「カワイイ〜」を連発!さすが関西人の嗜好は一味違いますわ。ただ最後のユノの口笛は、さいたまの時は思わずグーサインが出るほどバッチリだったんですが、ここではちょっと不発でした。
 さてMCですが、まずオープニングの挨拶でユノが「トウーキョウセラドームへようこそ」と言っていたように聞こえましたが「東京ドーム」と言いかけたのに違いないと私は思っております。以降は大体はアリーナツアーと同じような流れでした。例によってピカルの定理のギャグもありましたが、私はその番組を見ていないので良く分かりません。が、東京ドーム公演からユノがワイルドになったらしいです。午後の紅茶を午前に飲むのはどこがワイルドなのか分かりませんが、バンパイヤのくせに(ユノは自分のソロの前の映像でバンパイヤに扮しています)ニンニク注射をしたのは、かなりワイルドだと思います。チャンミンには「単なる自殺行為」と言われていましたが、ユノは「オレはそれでもエライ!」とワイルド感いっぱいに言い返していました。しかし、京セラドームでの「エ〜〜〜」の声の大きかったこと!思わずチャンミンが「うるさいっ!」という位でした。しかも私の周囲の観客は「来ましたっ!一つ目の"うるさい"が」などと大喜び。それでもひるまずMCを進行するチャンミン。強くなりましたね。アンコールパートでのRising Sunの直後のMCですが、アリーナではチャンミンが最初に話をしていたのですが、東京ドームからユノの話出しに変更になったとの事。なんでもチャンミンがあまりに苦しそうに話すので、上の人から注意されたらしいです。あのRising Sunを、しかも二人で歌って踊って平気で居られるはずがありません。それを怒られたらチャンミンがかわいそうだと思いました。しかし、ユノが「チャンミンの苦しさが良くわかりました」と言っていましたが、チャンミンよりははるかに元気そうでしたけどね。その後二人はバックステージにトロッコで移動となりましたが、その間にチャンミンからの依頼でスタンドはウェーブをする事になりました。「座っている状態から立ち上がるときれいに見えるので皆さん座ってください」とチャンミンが。そしてレフト側からウェーブが始まりましたが、そのスピードがちょっと遅くて二人が「もっと早く、もっと早く」と急かします。スタンドが終わると、今度はアリーナ前方からバックステージへ向けてのウェーブを。その間に二人はバックステージに到達してMCをするのかと思いきや、チャンミンが「ウェーブが遅かったので時間がなくなってしまいました」「難しい言葉でいうと"自業自得"って事ですね」とも。ただ「最近僕たちにも男性ファンが多くなってきたようです。男性の方、手を挙げてください」というので、私もスティックライトを持つ手を挙げてみましたが、アリーナで前の方に一人立っている男性を見つけたので、自分も立ち上がってみたところ、私の周囲のお姉さん方から何故か拍手が!?その後「男性の方、声を下さい」というので思いっきり叫んでみましたが、チャンミンからは「僕たちの事務所の少女時代のライブで聞こえるような声ですね」と言われてしまいました。次に同じ機会があったら「チャンミンのバカ〜」と言ってやるゾ!
 ライブの最後ではサムさんがステージにあがりましたが、それ以外にもメインスクリーンに普段紹介されない裏方さん達の写真が映し出されました。本当に多くのスタッフがかかわって、この素晴らしいライブを作っているんだと思いました。ただ、照明チーム、音響チーム、レーザーチームなど大体の仕事は分かったのですが、「特攻チーム」として二人の男性が写ったのですが、唯一この仕事だけは分かりませんでした。何する人達なんでしょう?
 ライブの最後にユノが「感謝の気持を伝え、ファンからは元気をもらってきた」と話すとき一瞬顔が歪んだようにも見えました。いろいろと不安もあったでしょうけどこのツアーの成功で自身になったと思います。そして「今日は会場と完璧に一つになれた」と繰り返すユノ。本当に盛り上がった素晴らしいライブだったと思います。そして「永遠に東方神起を応援してください」とチャンミン。その言葉は私は2007年に武道館でも聞きました。改めて言われるまでもなく永遠に応援しつづけます。もちろん京セラドームに居なかった3人も。
【追記】今回の席は、さいたまよりもはるかに花道に近く、否応なしに盛り上がったのですが、体力的にはさいたまよりも余力がありました。まぁライブ最終日にしてやっと体が慣れたという事なのでしょう。ただ、花道に近かったものの、トロッコからのボールは全く飛んできませんでしたし、High Timeのテープも一瞬頭上あたりを舞ったもののその後右手の方に流されて、私のところには落ちてきませんでした。そういった点は残念でしたが、ライブ自体の素晴らしさには非常に満足しており、今だ興奮が冷めやらずです!