ライブツアー〜TONE〜横浜アリーナ二日目感想

 昨日観覧したライブに関して、例によって独断と偏見で書いてみたいと思います。ところで、昨日は会社を定時で終了した後、かなり急がないと開演に間に合わなかったため、終業と同時にダッシュして駅まで向かいました。とりあえず会社の最寄駅の川崎で予定の電車に乗りさえすれば、事故等なければ間に合うことが分かっていたので、必死に走って階段も一段抜かして駆け上がり、見事に予定の電車には乗れました。ただ、こんな状態なので、ライブが始まる前から大きなダメージを負ってしまっており、会場に着いたらヘロヘロでした。しかもライブはエンドロールまでしっかり見ると、3時間にも及ぶ長さで、革靴で立ち続けるのも結構大変でした。と書いていますがライブ中はそんな事は忘れていたのですが、終わって電車に乗ったらグッタリ・・・。今日も仕事のペースが全く上がりませんでした。
 前置きはこの辺にして、いつものようにまずは会場に関して書いてゆきますが、今回は会場セットがかなり凝っていました。もし当日ライブ会場でびっくりしたいなら、この段落は読み飛ばしてください。さて、ステージはメインステージとそこから延びる花道の先にセンターステージが。またそのセンターステージから左右に延びる花道があり、ちょうど花道はTの字のようでした。左右に延びる花道はスタンド手前まで伸びていて、アリーナ席は花道で3つのエリアに分割されています。メインステージ奥にはステージ幅いっぱいのスクリーンがあり、ステージ袖左右にも小さなスクリーンがありましたが、袖のスクリーンは横浜アリーナの既設の物だと思います。スクリーンの下にはバンドが陣取っています。その他バンドの前の位置に上から降りてくるスクリーンがあり、またメインステージには6台に分割されていながら横方向に繋がった箱状のセリ台があり、その台の前面もスクリーンになっています。セリ台はセンターステージにも円形の物があり、中央とその外側で個別に上昇・下降し、さらに回転します。メインステージの左右端にはエレベーターがあり、天井近くまで上り下りします。またそのエレベーターの横にはポールがあり、ポールを伝って一気にメインステージに降りてくるパフォーマンスも行われました。また、このエレベーターの天辺からはメンバーがワイヤにつられて客席上を移動し、センターステージに降り立つ仕組みも用意されています。これだけでも結構な設備ですが、さらに左右に延びる花道の両端を支点とし、センタステージから持ち上がるクレーンが配置されており、上がった後は客席の上をぐるっと回るように動きます。メインステージ前には花火や火炎放射器が用意され、また懐かしのHigh Timeでテープが飛び出す仕組みも用意されていました。
 ライブの内容ですが、曲目等はこちらにまとめましたので、ご覧いただければと思います。私の携帯のF-09Cは、携帯に入っている楽曲を簡単な操作でプレイリストに登録する事ができるので、その機能を利用してセットリストを記録しました。で、正直なところ2人でのライブですが、始まるまではかなり不安がありました。Why?で活動再開した時には二人の成長ぶりに驚いたものですが、やはりライブとなるとごまかしが利きません。特に音楽面では別の道を歩む3人の才能が素晴らしかっただけに、抜けた穴は決して小さいものではなかったと思います。どのようなライブになるのか、本当に心配でした。まずは苦言を呈しておきますと、お二人さん、音外しすぎです!歌いだしや音程が大きく飛ぶときに、結構外してます。でも外したままではなくすぐに修正されるので、聞き苦しい事はありませんでした。まぁ、音を外しているということはちゃんと自分で歌っている(口ぱくではない)証拠であり、さらに言うなら逆に声が出ていて堂々とした歌い方でぐいぐいと引き込まれる感じがしました。特に最初の3曲はパフォーマンス曲の連続でしたが、アジアツアーのMIROTICでは完璧な口ぱくだったのに対し、一部録音との重ね合わせもあったとは思いますが、声がちゃんと出ていたのには驚きました。なんせ、東方神起のパフォーマンス曲は振付ではなく、かなり激しいダンスなわけで、そもそもあのダンスをしながら歌うこと自体が驚愕なわけです。それを3曲続けるってのにはしょっぱなから驚きました。幾つか曲をピックアップして書いてみると、まず私のお気に入りの「Thank you my girl」ですが、バロック調の掛け合いの部分を会場内のスピーカーをあちこちに振って、サラウンド的な演出してくれたら楽しいかな?と思っていたのですが、あっさり普通に歌われてしまいました(T_T) ユノのソロ曲のHoney Funny Bunnyはソファーを使ってCheckmateを思わせる演出と、そしてかなりエロいパフォーマンスが印象的でした。また、チャンミンが歌ったX-JAPANの曲は、まるで彼の持ち歌かと思うほどでした。ギターとベースを引き連れてのパフォーマンスもかっこよかったです。BREAK OUT!は生で聴くのは初めてだと思うのですが、中間部分にPurple Lineのようにパフォーマンスパートを入れて、東方神起の魅力を最大限に引き出していたと思います。そして、High Time。テープが飛び出す昔からの演出。テープにメンバーのメッセージが書かれていたのかは、私の所までテープが飛んで来なかったので分かりませんが、さいたまのプレミアムシートでは是非ゲットして確認したいと思います。でも、皆さんHigh Timeのスティックライトの振り方知らないんですね。普通に降るんじゃなくて上に突き上げるんですよ。で「groovin' on」でグルグルと2回まわすんです。ダンサーさんがやってますから真似してくださいね。Rising Sunに関しての私の思いは以前に書きましたのでクドクドとは書きませんが、やはりあの曲は別格です。会場の乗りが違いますね。さらに終わった後チャンミンがゼーゼー・ハーハー。そうですよね。5人で歌ってもシンドイ曲を二人でやるんですから、そうなっちゃいますよね。ユノですら汗だくでしたから。
 着替えタイムの映像ですが、ユノの映像はユノが吸血鬼か何かの役のようなのですが、ニヤッとニヒルに笑う瞬間に会場からなぜか笑いが。しかしながら彼の真顔がアップになるとため息交じりの歓声が、というのが何度か繰り返され、最後に女性を抱き寄せるシーンでキャーと大きな歓声が。でもその後ユノの目が金色に光って・・・。チャンミンの映像は「Telephone」に繋がる映像でした。2回続けてライブの映像でフラれてしまった彼ですが、今回は大丈夫でした。なお、今回のライブは、全体を通しての映像によるストーリー的なものはありませんでした。
 MCでは「東方神起が活動できない間も見守って待っていてくれたファンの皆さんへの感謝の気持ちを、今回のアルバムの歌に込めました。」とチャンミン。曲名として「シアワセ色の花」「Weep」を挙げた後「あれ?」と話がストップ。「だめだよ曲名忘れたら」というユノの言葉に「突然全部飛んでしまいました」と苦笑い。続いて「感謝の気持ちを込めたライブも半分くらいに来たんですが」とチャンミンの言葉に、会場から「え〜〜」の大合唱。それに対して「話は最後まで聞かなくちゃだめですよ」と会場を諭すチャンミン。「僕たちの感謝の気持ちは伝わってますか?」と続けました。「去年はいろんな国を巡って、各地の東方神起ファンから元気をもらいましたが、今も皆さんから元気をもらっています。」との発言には会場から大きな拍手がわきあがりました。その他チャンミンが一生懸命話しているときに、会場であくびをされた方が居たようで「そんなに僕の話、おもしろくないですか?」と落ち込むシーンもありました。例によって新曲紹介はチャンミンの仕事ですが、歌に行こうとするとやはり会場からは「え〜〜」の声が。しかし「皆さんへのプレゼントとしてお聞かせしたいです。早く聴きたいでしょ?」という言葉に会場は「え〜〜」と言うこともできず。するとチャンミンが勝ち誇ったかのように声高らかに笑ったのでした!自分の作戦がはまって、よっぽど気持ちよかったのでしょう。その他、日本は外国とは思えませんという発言のあとにユノが「日本を外国と思わないようにするためには、もっとワンピースを見て日本語を勉強しないと」と発言。その後のユノの話し方がワンピースの真似なのか、変な感じになったのを「その話し方、癖になるからやめた方がいいですよ」とチャンミンが厳しく指導していました。チャンミンは昔から日本語上手でしたが、ユノもだいぶ上達して二人のやり取りが楽しいMCタイムでした。
 趣向を凝らした会場セットとそれに負けず劣らずの二人の素晴らしい歌とパフォーマンスで、始まる前の不安は杞憂に終わりました。素晴らしいライブを早いタイミングで観る事ができとても良かったと思います。そして、本当に楽しいひと時を過ごすことができました。
 最後にこのライブのチケットを譲ってくれた方に心から感謝いたします。ありがとうございました。
【追記】以前のライブでは終了後会場を出るときにサンキューカードを渡されて、モバイルコンテンツやメンバーからのメッセージが届いたりしたのですが、今回はそれはありませんでした。
【追記2】コメントへのレスでEasy Mindでユノが両脇を開いて肘を付き出したダンスをしたと書いたのですが、もう一つ思い出しました。Easy Mindの最後の口笛ですが、ライブではユノの生口笛でした!