MPEG2.tsを1フレーム単位でカット編集する

 地デジのデータはMPEG2.tsというフォーマットだということは皆さんご存知だと思います。映像データは1秒間に30フレームのデータがあるのですが、MPEGは全フレームのデータを持っていません。1秒間に2枚のIフレームと呼ばれるフレームがありその前後は差分のデータを持っていて、再生時にIフレームとその差分からフレームを生成しながら再生します。このような仕組みのため多くの編集ソフトはMPEGファイルを切り貼りするだけの編集でも、編集ポイントを再構成したり、ファイル全体を生成しなおしたりします。特に地デジのMPEG2.tsを1フレーム単位で編集した結果をMPEG2.tsとして出力できるソフトウェアはあまり多くありません。Smart Cutterという編集ソフトはMPEG2.tsを1フレーム単位で編集して、MPEG2.tsとして出力することができます。フリー版がありますのでダウンロードして試していて編集機能に関してはまぁ使い物になるという感じでした。むしろ関心事は編集後のファイルがREGZAで再生できるかどうかだったのですが、編集後のファイルをネットワーク共有されているPCのフォルダに放り込んでREGZAで再生させてみたところ、ちゃんと再生しました。フリー版は編集点にウォーターマークが入ってしまいますが、US$40を支払ってレジストすればウォーターマークは消えます。早速代金を支払おうと思っています。ただ一つ驚いたことがありました。テスト用のファイルは先日KARAが出演していた「MADE IN BS JAPAN」だったのですが、PCでの再生では表示されない地震速報が、REGZAでは表示された事でした。PCでしか再生していなかったので地震速報が表示されていた事すら知りませんでした。というか地震速報なんてじゃまなだけなので削除してしまいたいです。TsSplitterで余計なデータを削除したら消えるかな?