俺たちはウルティメイトフォース*1ゼロだっ!!

 ウルトラマンゼロ THE MOVIE 超決戦!ベリアル銀河帝国新宿ピカデリーで観覧してきました。最終の時間帯の放映でしたのでお子様はほとんどおらず、逆にカップルで観に来ている人達が前作にも増して多くてびっくりでした。
 ストーリーは事前に本作のサイトなどで概略紹介されていますが、今回はゼロと過去の円谷ヒーローのリメイク版達の物語です。前作で生き残ったウルトラマンベリアルが別の次元の宇宙で皇帝となりその宇宙を支配するとともに別次元にもその魔の手を伸ばし始め、光の国にダークロプス・ゼロを送り込む。送り込まれたダークロプスの足取りを逆にたどって別次元に向かったゼロの活躍を描いています。初代ウルトラマンのバラージの石の伝説や、ウルトラマンティガの最終回の人の光が奇跡を起こすというコンセプトなど過去のウルトラシリーズのエッセンスが各所にちりばめられており、また鏡の星の神殿で化石化していたウルトラマンノアが最後の奇跡を引き起こす役割を担うという意外な展開もありましたし、ウルトラマンの映画で艦隊戦のシーンを観るとは思いませんでした。しかし、最後はエメラル鉱石を大量に吸い込んだベリアルがゴジラのような姿に巨大化して登場。最後にでかい敵を登場させるワンパターンは今回も踏襲されていました。
 なお、次回作の予告も最後にありました。2011年末に封切られるようです。このエントリのタイトルは、映画の最後でウルトラマンゼロが叫んだ言葉なのですが、きっとこのウルティメイトフォースゼロ*1が主人公となる映画なのでしょう。
 さて、個人的な感想ですが、前作の斬新なワイヤーアクションとカメラワークに比べると、おとなしいシーンが多かったと思います。坂本監督は偉大だったというところでしょうか。また本作とは全く関係ありませんが、ゼロは言葉遣いが少しよろしくなく、子供のいる親という立場だったら、ちょっと気になるのではないでしょうか。また、ゼロのデザイン自体も色使いやデコレーションなどがうるさくて、個人的にあまり好きではありません。そういう意味では、メビウスのデザインは秀逸だったと思っています。

*1:ゼロ、ミラーナイト、グレンファイヤー、ジャンボットの4人(いや3人と1体)のチームの事