モーツァルトについて

 久々にツアー旅行ではない海外渡航となったため、今回は旅行前にいろいろ考えておりましたので、しばらくこの旅行ネタでエントリが続くと思います。初回はモーツァルトの感想から。
 会場は"O"コンサートやMIROTICコンサートなどで何度も訪れたことがある、おなじみのオリンピック公園の競技場です。2日間とも会場に着いたのは開演1時間前を切っている時間でした。シアバルーンが揚がっているのを期待していたのですが、二日間とも見ることができませんでした。早い時間には揚がっていたのか?あるいは揚がっていなかったのか・・・?

  • ステージ:会場に入るとステージ正面中央に大きなスクリーンが!「これはっ何だ!」と思いましたが、これは中央から割れて公演中は左右のステージ袖でスクリーンとして機能する物でした。ステージ奥にはオーケストラが陣取り、その上にも横長のスクリーンがあります。ステージの左右にはギリシャ調の柱が配置されていましたが、これは絵に描かれた平面で少しチープさが漂います。
  • 構成:今回の公演は「ミュージカルコンサート」というもので純粋なミュージカルではありません。ミュージカルの構成のなかから歌とダンス中心のパートのダイジェストでした。また、この公演はモーツァルトに楽曲を提供したシルベスター・リーヴァイ氏自らがオーケストラを指揮しました。以下が今回のステージ進行です。
    1. モーツァルトのダイジェスト
    2. 今回の公演のために来日したシルベスター・リーヴァイ氏の紹介
    3. リーヴァイ作の曲「Fly Robin fly」他演奏
    4. 同じくリーヴァイ氏の音楽によるミュージカル「エリサベート」のダイジェスト(ジュンスがこのエリザベートにも出演します)
    5. リーヴァイ氏ピアノ演奏によるジュンスの新曲披露
    6. アンコールパートで、韓国語のIntoxication披露
    7. ジュンス、リーヴァイ氏がカートで会場を周回し、その後フィナーレ
  • 感想:まずはじめに私はミュージカルは人生で3回ほどしか観ていませんので、ほぼ素人です(オペラやバレエの方がはるかに多い回数観ています)ので間違ったことを言っているかも知れませんので、その点を踏まえて読んでください。
    1. 全体的に:始まってすぐに背筋のゾクゾク感!を感じました。良いものを観たときに感じる感覚ですが、久しぶりです。そしてとても楽しめました。ミュージカルメンバーのレベルも高いですし、言葉は分かりませんでしたがとても心地よい時間でした。ジュンスの歌や演技も良かったと思いますし、畑違いの環境で頑張っていた思います。また、今回の公演用だと思いますが、踊りの中にMIROTICの振付けが織り込まれていたりして、ファンサービスも十分でした。ただいくつか残念な事もありました。まず会場が音響が悪く、オーケストラの人数もフルオーケストラではなかったため、音響機器を通してスピーカーから音が出ていたのですが、そもそもオーケストラの音をスピーカーを通してしまう事自体が悲しいことですし、さらにミキシングのバランスが悪く、エレキベースバスドラムの音ばかりが強調されて、繊細な弦楽器の音などが聞き取りにくくなってしまったのは残念でした。
    2. ジュンスについて:先にも書きました通り、とても良かったと思いますし、今回は彼が中心のステージでしたので、とてもイキイキしていたように見えました。ただ、彼が出てくると少し違和感があります。そもそも発声方法が根本的に他のメンバーと違います。歌の時はまだ良いですが、セリフの際にはその違いは歴然です。また身のこなしもやはり違いを感じます。ミュージカルメンバーはクラシックバレー経験者も多いので、手足の先まで繊細さがありますが、そういった部分の違いから感じる違和感では無いかと思います。逆に彼の新曲、そして韓国語のIntoxicationは圧巻でした。バックコーラスにミュージカルメンバーが付いたこととオーケストラ演奏でその迫力は素晴らしかったです。こういうのを観ると、やはり彼の居場所はライブコンサートなのではないかと改めて感じました。
    3. その他:まずアリーナ席が最後まで整然としていた事に驚きました。観客が東方神起の時と比べて少し年齢層が高い人が含まれていたように思いましたし、ミュージカルという事で観客が自重したのかも知れません。「なぁ〜んだ、韓国人もちゃんとできるんじゃないか」と思いました。が・・・最後にジュンスがカートで会場を回る際には大変な事になりました。私は二日目はアリーナ一番端の席でした。すなわちすぐ隣をジュンスが通るわけですが、ジュンスが来たとたんに暴徒と化した韓国の女性たちが私の後ろから突進して来ました。一方、前には柵があって係員が全身の力を込めて柵を抑えています。私は柵と彼女たちの間に挟まれて、肋骨が折れるのではないかと思うほどでした(--; また、初日はモーツァルト大司教?役をドイツ人(オーストリア人かも知れません)が演じていたのですが、この人がイマイチでした。私にはどう見てもものまね芸人のコロッケのまがい物に見えてしまって・・・。しかも翌日この役を韓国人が演じたのですが、メッチャエエヤンでした。このドイツ人、リップサービスは素晴らしかったですけどね・・・(ドイツ語少しだけ分かります)。また、二日間ともスタンドは満席にはなりませんでした。"O"の時も平日はスタンドに空きがあったこともありましたが、この会場でこんなに空き席があるのは初めてでした。ジュンスだけで人を呼ぶのは、韓国でもすでに難しいという事なのでしょう。

 東方神起が活動を休止しJYJの三人がこんな状況になってしまって、もう韓国に来ることは無いかと思っていましたが、今回のミュージカルコンサートはとても楽しめる物でした。そして、私を韓国に誘ってくれることになった、チケットを手配してくれた韓国の友人に心から感謝したいと思います。