第14戦ベルギーGP決勝

 予選5位のR.クビサ/BMWザウバーはエンジン交換で10グリッド降格。G.フィジケラ/ルノーとA.デビッドソン/SUPER AGURIピットスタートとなり決勝開始。フロントローからスタートのフェラーリ2台は一度もマクラーレンに背後を脅かされること無く、K.ライコンネン優勝、F.マッサが2位でゴールしました。レース自体は大きなクラッシュ等も無く坦々と進んだ感じでしたが、R.クビサとD.クルサード/レッドブルの攻防、A.スーティル/スパイカーが好走(14位を獲得)、佐藤琢磨/SUPER AGURIがリザルトは15位ながら、ホンダワークスのJ.バトンをコース上でパスするなどの見せ場もありました。山本左近/スパイカーも完走し次戦の富士に繋いでいます。
 なお、このレースに先立って、マクラーレンフェラーリに対するスパイ疑惑に裁定が下り、マクラーレンに1億ドルの罰金とコンストラクターズ選手権からの排除が決まりましたので、このレースで1-2フィニッシュしたフェラーリの今シーズンのコンストラクターズチャンピオンが決定しました。

順位 ドライバー チーム
K.ライコネン フェラーリ
F.マッサ フェラーリ
F.アロンソ マクラーレン
L.ハミルトン マクラーレン
N.ハイドフェルド BMWサウバー
N.ロズベルグ ウィリアムズ
M.ウェバー レッドブル
H.コバライネン ルノー
R.クビサ BMWサウバー
10 R.シューマッハ トヨタ
11 J.トゥルーリ トヨタ
12 V.リウッツィ トロ ロッソ
13 R.バリチェロ ホンダ
14 A.スーティル スパイカー
15 佐藤琢磨 SUPER AGURI
16 A.デビッドソン SUPER AGURI
17 山本左近 スパイカー

 さて2週間後は久々の(30年ぶり?とか)富士でのF1GPです。私の記憶の中には富士でのF1はかすかにしか残っていません。確か、大雨で当時のポイントリーダーのニキ・ラウダ/フェラーリがレース出走を辞退。マクラーレンのJ.ハントが逆転でチャンピオンになったという事。R.ピーターソン操るティレルのシックスホイラーの後輪に乗り上げた、当時の新人G.ヴィルヌーヴ/フェラーリが観客席に飛び込む事故があって、F1は危険という事になり、その後日本ではしばらくF1が開催されなくなったという、あまりよろしくない思い出だけです。スパとならんで天候不順は富士ですが、今年は好天で良いレースをしてもらいたいです。